龍馬をもっと好きになる!函館「北海道坂本龍馬記念館」

幕末の日本において、無血革命を5年で成し遂げた英雄、坂本龍馬。その記念館を訪ねてきました。龍馬の手紙や龍馬の愛刀と同銘の刀など、興味深い展示物がたくさん!函館の「北海道坂本龍馬記念館」をご紹介します。




JR函館駅から市電で揺られること5分の十字街電停を下車してすぐ。京都に建つかの寺田屋の外観に似た、坂本龍馬の家紋が描かれた黒っぽい建物が「北海道坂本龍馬記念館」です。道路を挟んで向かい側には、天に向かって1本指を掲げた「蝦夷地の坂本龍馬像」。ファンには胸躍るロケーションであります。








館内では、龍馬の生い立ちから大政奉還までが時系列の解説パネルで紹介されているほか、刀や洋式銃といった幕末の龍馬ゆかりの品も並んでいます。






展示資料のほとんどは寄贈品。記念館を運営している同実行委員会(NPO法人)が、2001年の発足より後、日本の将来を担う人材育成を目的に、龍馬の生き方や精神の研究、調査、学習の場として記念館を設立しようと活動。その思いや考えに賛同した全国各地の人々の篤志によって、集まったのだといいます。

展示の一部を紹介すると、まず手紙。現在、日本には龍馬直筆の手紙が約140通あるそうですが、そのうち3通が北海道に、2通がここに所蔵されています。

姪の春猪宛てにしたためられた手紙は、薩長同盟締結前夜(1866年1月20日)のものではないかといわれています。全文、かながふってあるので一読が可能。龍馬の懐深く、かつユニークな人柄が浮かび上がるとともに、なにか感じ入るものがあったのは私だけでしょうか。





また、「陸奥守吉行」(むつのかみよしゆき)など、龍馬の愛した貴重な刀と同銘の刀も充実。なんと実物です。なかでも2015年に道内で発見された、龍馬が特に愛したといわれる脇差と同銘の刀も、こちらに。「勝光、宗光」の名が記され、室町時代末期の作と見られているそうです。





一角には、北海道の某有名菓子メーカーのパッケージのイラストでもおなじみの山岳画家、坂本家本家8代目・坂本直行氏のコーナーも。こちらは妻、ツル氏からの寄贈品。絵画や画材道具などが展示されています。




ところで、なぜ北海道にこんな施設が…?と疑問に思うみなさま、実は龍馬は生前、幕府の解体で職を失う武士達を、蝦夷地(現北海道)の防衛と開拓に向かわせようという計画を立てていたのです。

残念ながら彼自身はこの地を踏むことはできませんでしたが、その思いは明治新政府に受け継がれ、屯田兵というかたちで実現されました。

また、龍馬の遺志を継いで、坂本家を北海道に移したのは、甥で本家5代目の坂本直寛。その子孫はいまも札幌で暮らしているといいます。

近代日本の夜明けに、大きな大きな偉業を成し遂げた龍馬。その志や素顔を垣間見に、ぜひ、足を運んでみてください。



▲龍馬や幕末の人物の衣装を着て写真を撮ることもできます。モデルは三輪貞治館長。さすがキマっています!