第11回「情熱の仕事人」トークセッションレポート!



北海道Likersのインタビューシリーズ「情熱の仕事人」連動企画、北海道Likersと北海道新聞のコラボでお送りしているトークセッションを、去る3月4日に開催しました。
 
スピーカーにお迎えしたのは、旭川ラーメン「梅光軒」の2代目で株式会社オーシャン代表の井上雅之さんと、旭川市に本社を置き、広告のデザイン制作などを手がける有限会社デザインピークス代表の伊藤友一さんです。
 
トークセッションは、恒例の“黒ラベルで乾杯”からスタート!




 

これまでの道のり

プロフィールの紹介後、お話はまず、今に至る経緯から。
 
アメリカ留学を経て家業に入り、ラーメンで世界に挑む井上さん。2006年に梅光軒の海外事業を担う株式会社オーシャンを立ち上げ、現在、シンガポール、香港、台湾に出店。2016年は、ハワイ、ベトナム進出も控えています。
ラーメンで海外を目指そうとしたきっかけ、父親の店の門をくぐり修業した10年間のことなどを、父親や常連のお客さんとのエピソード、当時の思いを交えて打ち明けられました。





伊藤さんは旭川でデザイン制作会社、札幌で企画会社を経営。デザインの専門学校を出て就職し、「来る日も来る日も線を引いていた」という東京で勤めていた当時のこと、旭川に戻られてからのことなど、仕事の歩みを振り返りました。




 

旭川のまちと活動

旭川のまちの様々な活動にも携わり、旭川ラーメンを応援する市民団体「旭川ラーメンバーズ」の会長も務めている伊藤さん。井上さんとのトークは、ラーメン談義へ。旭川ラーメンバーズの発案で誕生し、開業から20年になる「あさひかわラーメン村」のことなどが話題にあがりました。
井上さんは「旭川は水がおいしいまち」だと語り、「輸出できる国・地域にある店舗には、旭川の水で作ったスープを送り、使用している」というお話もされていました。




「戦後まもなく営業を始めた老舗、中堅、新興勢力。それぞれが頑張っている。『ラーメンの会旭川』という同業者組織もあり、旭川ラーメンやまちを盛り上げようというラーメン店のみなさんの熱意がすごい」と伊藤さん。

また、「梅光軒さんは、丸の内の商業施設・KITTE(キッテ)に出店された。東京のあの場所に、我がまちのラーメン店があるのは私たちの自慢」だといい、「アジア展開をしていく中で様々な出会いがあり、挑戦するチャンスをいただいている」と井上さん。3月18日には、横浜駅直結のショッピングモール「横浜ベイクォーター」に、「北海道ファインダイニング カムイ」という新業態のお店をオープンするといいます。「サッポロビールのビールと共に地場産品を味わい、ラーメンで締めてもらう戦略。旭川・北海道をアピールしたい」と意気込みを語られました。




伊藤さんは自身が企画に携わる、旭川の秋の大イベント「北の恵み 食べマルシェ」についてもふれられました。旭川や道北地域の食を発信するこのイベントは、2010年にスタート。昨年は5日間の会期で開かれ、約120万人が来場する盛り上がりを見せたといいます。
 
トークは熱を帯びていき、旭川家具や、6月22日〜26日に開催される「ASAHIKAWA DESIGN WEEK」の話題へと展開。「ASAHIKAWA DESIGN WEEKは、家具だけではなく旭川のまち全体にデザインの薫りを広げようというイベント。ぜひ、いらしてください」と、伊藤さんが来場者のみなさんに呼びかけました。



 

思い描いていること

最後は今後の自分自身、活動についてのお話に。
 
「ラーメンで旭川のまちにどう関われるか。海外に店舗を展開することで、ラーメンを食べた各国の方に旭川を訪れてもらう、そんな未来像を描いている」と井上さん。「がむしゃらに走り続けたいと思っている」と話されました。
 
伊藤さんは、「社業も地域の活動も一緒。デザインをすることは、まちを生活を豊かにすることにつながる」と述べられ、旭川に公立「ものづくり大学」の開設を目指す活動についても言及。「この活動をライフワークとして、大学の開設を実現させたい。井上さんは世界に向かって頑張っている。私も負けずに頑張りたい」と締めくくられました。
 
来場者の方々は、旭川への熱い思いにあふれるお話に聞き入り、軽妙なトークに笑いが起こる場面もしばしば。井上さん伊藤さんに大きな拍手が送られ終演しました。




次回はスペシャルバージョンで6月27日(月)に開催予定です。登壇するスピーカー、観覧についての詳細は後日公開します。みなさんのご来場をお待ちしています!