祝!北海道新幹線開業&青函特急・夜行急行ありがとう~!



2016年3月26日、北海道新幹線開業!その一方、長年北海道と本州を結んできた列車が役目を終えます。函館界隈で大きく変わる鉄道風景。新幹線開業のひと月前、函館近郊の様子を紹介します。

 

青函特急「スーパー白鳥」と「白鳥」、ラストラン

「スーパー白鳥」と「白鳥」は、青函トンネルを通り、函館と新青森を結ぶ特急列車。多くの列車が、函館では札幌発着の特急に接続し、新青森では東京方面行の新幹線と接続をしています。





2002(平成14)年に東北新幹線が八戸駅まで開業した時に走り始め、長年北海道と本州の間をつないできましたが、その役目を北海道新幹線に譲ります。最終運転日は、2016年3月21日。特急列車の車窓から眺める津軽海峡や函館山の姿も、これで見納めです。





「スーパー白鳥」と「白鳥」の違いは、車両が異なること。走行区間や料金などは一緒です。
「スーパー白鳥」は、先頭が黄緑色をした789系という車両を使っています。運行終了後は、札幌周辺の特急列車として使用する計画があります。今回運行終了しても、しばらくすると札幌界隈で目にすることがあるかもしれませんね。





いっぽう「白鳥」は、485系という車両を使っています。ひと昔前、特急といえば485系と言われるほど、日本各地で走っていた代表的な特急型電車の車両です。現在はほとんどの地域で新しい車両に置き換わり、国内で定期列車として走っているのは「白鳥」だけ。
今回の運行終了とともに、かつて日本各地で目にすることができた485系も、定期列車では見られなくなります。





かつて函館駅では、青函連絡船と北海道各地へ向かう列車の乗り換え客が、桟橋とホームを結ぶ高架橋を足早に進む様子が日常の風景でした。近年は、本州からの列車と札幌方面へ向かう列車の乗り換え客が、ホームを慌ただしく移動する様子が日常の風景。

北海道新幹線が開通後すると、北海道と本州の乗り換えは新函館北斗駅になります。1908(明治41)年に青函連絡船の運行が始まって以来、長年北海道の鉄道の玄関口だった函館駅。乗り換え風景が見られなくなるというのも、ちょっと寂しい気分です。

 

函館~札幌間の特急にもちょっと変化が

実は、今回の改正で、函館~札幌間の特急列車で乗車できなくなる区間があるって、知っていましたか?





函館駅と大沼公園駅の間にある七飯駅と大沼駅間は2つルートがあり、渡島大野駅(3月26日からは新函館北斗駅)を経由するルートと、通称藤城線と呼ばれている途中駅がないルートがあります。新幹線開業前までは、函館行の全列車は前者を、札幌行の特急列車と一部の普通列車は後者を通ります。
新幹線開業とともに、特急列車は全て新函館北斗駅に停車するため、藤城線を通る特急列車がなくなります。





新幹線開業後は、函館と札幌を結ぶ特急列車が増発され、大半の列車が新幹線と接続します。本州方面へ行くのが便利になりますね!

 

見納めは夜行急行列車も

青函トンネルが新幹線仕様になることに合わせ、寝台特急「カシオペア」など、北海道と本州を結ぶ夜行列車も見納めです。
最近注目されているのは、日本最後の定期夜行急行列車、札幌と青森を結ぶ「はまなす」。最終運行日は、青森行きは2016年3月20日発、札幌行きは21日発です。





函館には、深夜1時前後に札幌行きが、3時前後に青森行きがやってきます。ここ最近は、深夜にも関わらず函館駅のホームは鉄道ファンたちが多数訪れ、最後の姿をカメラに収めています。





ブルーの客車で、寝台車と座席車が混結された列車。かつては日本各地で同様の列車が走っていましたが、現在はここだけ。これも、新幹線開業と同時に姿を消します。
安い旅の足に、進学や就職で都会へ行く時や帰省の足にと、国内各地で長年利用されてきた夜行急行列車。この風情や佇まいを知っている人にとっては、一つの文化が終わるような気分です。時代の流れですね~。





役目を終える青函特急や夜行列車の郷愁に浸りつつ、今まで長年私たちの足として支えてくれたことに「ありがとう」と、感謝の気持ちでそれぞれの列車を見送りました。

 

いよいよ、新幹線がやってくる!

これから新しく変わる函館界隈の鉄道風景にもワクワクします。
「スーパー白鳥」などが通る五稜郭~木古内間は、JR北海道から道南いさりび鉄道へと変わります。特急列車はなくなるものの、津軽海峡を眺める車窓は健在。車窓を楽しむ観光列車が走る計画もあるようなので、これからがとっても楽しみですね!
 




そして、ついに北海道にも新幹線が上陸!函館駅と新函館北斗駅の間には、新幹線と接続する「はこだてライナー」が走ります。函館周辺から仙台や大宮、東京などへ行くのが断然便利になりますね~!一番列車の切符は売り出してから25秒で完売したようです。

新幹線からはどんな車窓が見えるのでしょうか。早く乗ってみたいです。この先将来、どんな旅の風情や文化が生まれていくのでしょうか。楽しみです!
 

▲開業前の新函館北斗駅。気が早いので新幹線のかわりに、北海道新幹線色のレンタカーを借りて行ってみました!