2016年02月27日 | 孫田 二規子

手動が新しい!?函館の「東北以北最古のエレベーター」に乗ってみた

十字街電停から徒歩2分。函館市の景観形成指定建造物に指定されている「函館市地域交流まちづくりセンター」には、現存する「東北以北最古のエレベーター」があります。昔はエレベーターガールが動かしていたという手動タイプです!


東北以北最古のエレベーター

耐火性に優れた鉄筋コンクリートの建物としても知られている「函館市地域交流まちづくりセンター」は、元は大正12年創業の丸井今井呉服店函館支店でした。

エレベーターがついたのは昭和5年のこと。ですが、昭和9年の大火で焼けてしまい、現在残っているエレベーターは、その火災後に取り付けられたものです。現存する手動エレベーターとしては、東北以北最古のものとなります。

エレベーターはセンターのスタッフに声をかけると、乗せてもらうことができます(無料)。ドアの開閉も昇降もすべて手動で、特に止まる時にフロアとの段差をなく止めるのが難しそう!


東北以北最古のエレベーターを動かすスタッフ

エレベーターを動かすレバー

また「当時のエレベーターガールが来てくれたことがありました」「5階には遊園地やシアターがあったらしい」といったスタッフの話も興味深いものばかり。

「資料には残っていないような当時のことを、地元の来館者から聞けるんです。スタッフによって〝持ちネタ〟が違いますので、それも楽しみにしてください」とスタッフの榎本陽輔さん。


エレベーターの中でスタッフと会話するライター

エレベーターの最上階は5階で、フロアの窓からは、天気がよければ駒ヶ岳(こまがただけ)が見渡せます。


建物の5階から見た景色

そして立派な大理石の階段や高い天井からは当時の繁栄が偲べ、館内もぶらりと歩いてみたくなります(見学自由です)。


立派な大理石の階段

階段の手すりの装飾

ところで、エレベーター内部の階数板には6階が消されたあとがあり、実際、最上階は5階です。他にも、この低い手すりは誰用?なぜ内扉はジャバラ式?どうやって動かしているの?など気になるところがたくさん。どうぞ、みなさまも一度、乗ってみて下さい!


階数板など細かいところのアップ

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