2016年01月08日 | すすきのあき子

新千歳空港のミュージアムで“大空”三昧!

新千歳空港国内線ターミナルビル3Fの大空ミュージアム

北海道の空の玄関、新千歳空港には、空港や飛行機に関する2つの展示コーナーがあり、幅広い年代に楽しさや発見があります。30分で新千歳空港まるわかり。大空ミュージアムとエアポートヒストリーミュージアムをご紹介します!
 

新千歳空港ターミナル内にある大展示空間

2ヶ所に分散した展示面積は約570㎡、これは空港ターミナルビル内にある航空機の展示空間としては国内最大といえます。


新千歳空港国内線ターミナルビル3Fの大空ミュージアム

北海道空港株式会社広報課の佐藤寬康さんに案内して頂きました。広〜い空港ビル内のお店やアミューズメント情報を、日々発信するのが佐藤さんのお仕事です。

 
新千歳空港国内線ターミナルビル3Fの大空ミュージアム▲触ってめくってわかる空港の仕事。パネルでわかりやすく


展示空間は2012(平成24)年と13年に、相次いで誕生。フードコートを挟んで2ヶ所あります。新千歳空港には約6,000人もの人が働いているそうです。まずは大空ミュージアムから見学を開始。飛行機の模型や空の仕事を紹介した一角です。
「大空ミュージアムはポップな色調で子どもさんが楽しめる展示が多く、エアポートヒストリーミュージアムは、場所がラウンジに隣接していて、ビジネススーツのかたが足を止め展示に見入る姿も多く見られます」と佐藤さん。

 
新千歳空港国内線ターミナルビル3Fの大空ミュージアム▲結構リアルな操縦体験「大人も挑戦する価値があります」(佐藤さん談)


両方の展示空間を巡るには、30分時間があればかなりの体験が可能です。子どもに人気の高い「お仕事体験ゾーン」では、客室乗務員の放送用電話や飛行機を誘導するマーシャラーが使う模擬のパドルなどに触れることができます。

操縦士のフライトシミュレーターもあり、100円で着陸を体験できます。「子どもの操縦を助けるつもりで操縦桿に手を添えていたお父さんが、むしろ熱中して操作する光景が見られます」と佐藤さん。休日には行列の人気コーナーです。

模型の多さに見過ごしがちですが、この空間でぜひ覚えておいて欲しい飛行機が複葉機「北海一号機」の模型。この飛行機が今から90年前、千歳村の人びとの心を1つにする発端となったのです。

 
新千歳空港の大空ミュージアムから見る離発着風景▲北海一号機模型の背後にANAボーイング787が到着

 

知って納得、新千歳空港のあれこれ

新千歳空港には、意外と知られていないエピソードも多くあります。もう1つの展示空間に向かいながら佐藤さんから聞いた、知って損はない小ネタをご紹介しましょう。
まずは特徴的な空港の形から。

 
新千歳空港の全景空撮写真▲馬蹄形の新千歳空港は馬産地北海道らしい形状(提供写真)


著者はひづめを連想しましたが、この半円形の空港の利点は「ターミナルビルの中心から乗降口までが放射状で歩行距離が短縮できる点と、飛行機の駐機スポット数を最大限にできる点」なのだそうです。

こんな場所もありました。かつては水槽が3つもあったこと、ご存じでしょうか。北の魚と南の魚を展示した一角も、ミュージアムと同様にお客様を楽しませることを目的としたものでした。

 
新千歳空港にかつてあった水槽▲1F到着ロビーの水槽は2010(平成22)年に惜しまれつつ撤収されました(提供写真)


さらに北海道の定番デュエット「北空港」(1987年)の旋律が流れるモニュメントもフードコートの前にあります。「♪夜の札幌〜」で始まる名曲を、ぜひ鳴らしてみてください。

 
新千歳空港国内線ターミナルビル3Fの「北空港」歌詞モニュメント▲ご当地ソング「北空港」が流れるモニュメント


降雪が比較的少ない地につくった空港とはいえ、そこは北海道。冬場は滑走路上の除雪が欠かせない時期です。新千歳空港では滑走路を管理する国交省の専門部隊による壮観な除雪風景もタイミングが良ければ見ることができます。

 
新千歳空港の滑走路を除雪する光景
 

エアポートヒストリーミュージアム

話をしながらフードコートを通過し、円弧を描く窓を眺めながら約30秒でエアポートヒストリーミュージアムに到着。趣を異にした“渋い”展示です。歴史や空港の沿革、航空機の性能を比較したパネルなどが多く、大人向きの印象を受けます。

 
新千歳空港国内線ターミナルビル3Fのエアポートヒストリーミュージアム▲シックな佇まい、エアポートヒストリーミュージアム


ケースの中には搭乗者に配られた多彩なノベルティグッズが目を引きます。昔、航空機に乗ることは大変特別で、ステイタスの高い一部の人に可能な移動手段だったことが伺えます。


新千歳空港国内線ターミナルビル3Fのエアポートヒストリーミュージアムのエントランス▲千歳飛行場のなりたちがわかるパネル


先ほど見た小型機「北海一号機」の飛行は、当時の千歳村にとって記念すべき出来事でした。1926(大正15)年の夏、いまの苫小牧市沼ノ端と札幌市苗穂の間に鉄道が開通し、小樽新聞社(現在の北海道新聞社)が鉄道を使った催しを企画。そのPRに、当時珍しかった飛行機上からビラを撒く話が浮上しました。飛行機にはぜひ、我が千歳村に降りてもらいたいと村長が村の想いを結束させ、その年の秋に150名の村人が2日間、手作業で整地して着陸場、いまの新千歳空港の原型がつくられました。

 
新千歳空港国内線ターミナルビル3Fのエアポートヒストリーミュージアムの展示ケース▲尾翼の変遷や懐かしい機体がズラリ


複葉機から時代を経て、ジェット機が就航するまで、新千歳空港が発展した背景や必然性を、パネルと写真で知ることができる空間です。こんなところにも“時代”を感じました。

 
新千歳空港国内線ターミナルビル3FのエアポートヒストリーミュージアムのCA制服の展示ケース▲ミニ丈の制服(写真右から2点目)は1970年代に採用


「年表をつくった当時の国際線旅客数は約100万人でしたが、今期は200万人の大台に乗る勢いです。今後も訪れるたびに新しい発見ができるよう、様々な情報を発信していきますので、お客様には空港の中を巡ることをお奨めします」(佐藤さん談)。

 
新千歳空港国内線ターミナルビル3Fのエアポートヒストリーミュージアムの展示パネル▲「新千歳空港の総旅客数は2,000万人時代を迎えます」


普段より早めにチェックインして、旅の楽しみに新千歳空港のミュージアムも加えてみませんか。


新千歳空港国内線ターミナルビル3F大空ミュージアム

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