下川町の搾りたて牛乳でつくる矢内菓子舗の「雪ふりプリン」

旭川から車で北上すること1時間30分。昭和8年創業の「矢内菓子舗」は、下川町の商店街に立っています。




パンとお菓子が並ぶ店内は、大きなショーケースやシュークリーム専用の真っ赤なオーブン、そして手づくりのポップで賑わっています。3代目の矢内眞一さんら家族で営み、アットホームで明るく楽しい雰囲気です。

 


「ここから車で5分程の鈴木牧場に、毎朝、生乳を仕入れに行き、それを熱殺菌してつかっているんです」。

矢内さんがそう教えてくれたのは、「雪ふりプリン」の中心材料となる牛乳について。刻んだホワイトチョコレートや雪玉に見立てた生チョコボールを用い、雪がはらはらと舞い降りる北国の冬の様子を、ガラス容器に閉じ込めた「雪ふりプリン」。

「生乳は乳脂肪分が多く、コクがあって一段と濃厚ですよ」と話す通り、かたすぎずやわらかすぎない絶妙な食感のプリンは、口に入れるとチョコレートと一緒にとろけ、口のなかいっぱいにコクと甘みが広がります。

 





材料に下川産のはるゆたか、町内の阿部養鶏所のたまご、前述の鈴木牧場の牛乳をつかった「サクサクシュークリーム」も人気です。注文を受けてからクリームを入れるので、生地のサクサク感が生きているんです。かじると、なめらかなクリームがとろりと流れてきます。

 



そして、下川町出身でスキージャンプのメダリスト、葛西紀明選手が「世界一おいしい」とお薦めしているのが「生クリームあんぱん」です。生地のなかに、北海道産の生クリーム、そして旭川産のあずきをひと晩水にうるかし(漬けて)、4時間かけて炊くという自家製のつぶあんを入れています。人気ナンバーワン商品だそうで、実は、取材中に売り切れの現場を目撃してしまいました。

 


「矢内菓子舗」では、こうしたあたらしい味も続々登場していますが、昔ながらのパンやお菓子も残っています。「あんパン」や「銘菓 しもかわ」はパッケージも当時のそのまま。帰省シーズンには、ふるさとの味を懐かしみに訪れるひとも多いといいます。

 
 




下川町に行くときには、ぜひ、お立ち寄りください。


▲「お待ちしています!」