ノルベサの観覧車で札幌を“空中散歩”しました



札幌の風景は山の上からでなくても、繁華街の真ん中から楽しめるってご存じですか。札幌のランドマークのひとつが、ノルベサビルの屋上設置型観覧車ノリア(nORIA)。意外と知らない昼と夜の魅力をご紹介します。ノルベサの観覧車で、いざ空中散歩!



開業10周年。都市型の観覧車

繁華街すすきのに近い複合商業ビル「ノルベサ」。お目当ての観覧車は7F屋上にありエレベーターで直行、券売機は1Fと7Fの計2ヶ所にあります。「観覧車」という意味のスペイン語が、そのまま名前となった乗り物は直径45.5m、その円周に32個のゴンドラがあり、約9分半をかけて1周しています。夜にはネオン管で華やかな色合いにライトアップします。観覧車ノリアについて、ビル運営会社の広報担当者に伺いました。





「ビルの開業時から観覧車は“目玉”として設置しており、年間で約12万人もの利用があります。様々なお客様が観覧車に乗ります。カップル、女性同士、修学旅行の学生、ファミリー、アジアや欧州からの旅行者。男性の2人連れはあまりないようですが、ぜひ臆せずに乗ってみてください」(担当者談)



これからの時期は雪の季節。冬の観覧車は未体験の人も多いと思いますが、雪で止まりませんか?
「雪などではここ数年止まったことはありません。風については瞬間風速15mを越えても耐えられる、余裕を持たせたつくりですのでご安心を」とのこと。ノリアはさらに、繁華街の中心に位置するメリットもあるそうです。
「雪雲が低く垂れ込めるような日、大倉山や藻岩(もいわ)山まで登ると、山頂が雪雲より上に出てしまうことがあります。標高も500mを越えるため、気温も下がります。その点で、ノルベサは観覧車に雲がかかることはまずなく、地下街から近いので屋外を歩くのも最小限で、ほぼ確実に風景を楽しめます」(担当者談)
10分に満たない時間ですが、お手軽に特別な体験ができるのです。それでは早速乗ってみましょう。





昼の札幌を見渡すノリア

取材した日は幸い、青空も垣間見られる初冬の1日でした。ちなみに一冬に6mもの雪が積もる札幌にあって、この観覧車は乗降口周辺やゴンドラが回転する周辺の土間部分を熱で温めることで、雪が積もらないような構造となっています。シートの座面にもパネルヒーターが内蔵されている雪国仕様で、温かな座り心地です。
まずは午後の札幌を1周します。





入口はこちらから。乗り場とゴンドラはほぼ段差がなく、車椅子やベビーカーのまま乗り込むことができます。最高到達点はノルベサビルからさらにプラス45m、地上78mの高さです。





同じペースで回っているはずなのに、頂上近い部分は、不思議とゆっくり時間が進むように感じました。





この日は野幌方面の北海道百年記念塔、札幌ドーム、もいわ山ロープウェイ、大倉山ジャンプ台や手稲山、銭函方面までぐるりと見渡せました。それぞれの観光スポットを見た気になって、なかなか満足感があります。今なら札幌中心部の市電の環状化工事が進むさまや、ビル建設の様子が俯瞰できるので、きっと興味深いことでしょう。



夜のすすきのを彩るノリア

お昼だけでは飽き足らず、夜にも乗ってみました。「私は普段札幌に暮らしていますが、この観覧車は開業した年に1度、翌年に1度乗って以来なので相当久しぶりです。夜景が綺麗ですね〜」と、モデルのまどかさん。ゴンドラが上にいくほど、キラキラした瞳でまちを眺めていました。





乗車のゴールデンタイムは21時から23時だそうで、ノルベサビルの20軒ある飲食店で食事を楽しんだあと、カラオケやボウリングなど二次会を楽しみ、締めに観覧車に乗るパターンも多いとのこと。金曜・土曜や祝前日は、なんと深夜3時前まで営業しています。





「現場の感覚ですがお客様の8割が旅行者です。外国のかたも多く、中国、台湾、韓国や欧州からお見えです」と長原さん。冬期限定の話題の1つが、札幌発バーチャルアイドルの“冬仕様ラッピング”ゴンドラで、2016年バージョンがお目見えします。この1基に乗ろうと、ドイツやフランスの若者が観覧車を訪れるようです。もはや世界に通用するキャラなんですね。





同様に貴重な1基としては、ピンクが基本のゴンドラの中で1つだけ黄色いゴンドラがあります。これに当たって乗ると男女の恋愛が成就するという噂もあり、札幌のパワースポットとなっています。
あったかシートで地上78mまでゆったり回る、すすきののランドマーク観覧車、ノリアから札幌のまちを眺めてみませんか。