情熱の仕事人。フードビジネスを通じてオホーツクを発信!MID VILLAGE代表「中村守宏」



網走で飲食店を展開し、まちに新たな食のシーンをつくり、オホーツクの魅力を発信すべく挑戦を重ねていく若き経営者。株式会社MID VILLAGE中村守宏さんの情熱に迫ります。

 

プロサッカー選手を夢見て走り続けてきた日々から一転、網走へ

網走の名勝・天都山(てんとざん)。山頂にある観光施設「天都山展望台・オホーツク流氷館」が2015年8月、新しく生まれ変わりました。
施設2階には「cafe&restaurant360(サンロクゼロ)」がオープン。一面の窓の先にオホーツク海、彼方に知床連山、反対側に目を転じれば網走湖と能取湖(のとろこ)が横たわっています。
この空間は、中村さんの新たなチャレンジの場所。「ここから見える景色に、網走、オホーツクの魅力がつまっています」。





東京農業大学への進学で、東京から同大学オホーツクキャンパスのある網走へ。高校まではサッカー一筋。プロ選手になる夢を追いかけてきました。

「サッカーが強い東京農大の世田谷キャンパスに通いながら、プロを目指し続けたい」。その望みを実現できず、目標を失って始まった大学生活は「嫌で仕方がなかった」。けれど、もはや網走から戻る道もありませんでした。





外に目を向けると自然は魅力的で、また、畑仕事や水揚げされたホタテ貝の仕分け・トラックへの荷積み作業といったアルバイトは、オホーツクという地域を肌で学ぶ経験にもなっていました。その一方、若者の視点で網走のまちを見てきて、物足りなさも感じていたといいます。

「遊ぶ場所も遊び方も自分でつくる」。就職をするのではなく、飲食店の開業を決心。周りの協力を得て、大学4年のときにカフェバーをオープンさせました。
意気込んで飛び込んだ世界。しかし、開店から3年が過ぎると来店者が減り、経営は思わしくない状況にありました。お店を始めたのは、「まちをおもしろくしたい」思いがあってのこと。中村さんは諦めず、しっかりと基盤をつくって事業に取り組んでいこうと決意します。

 

網走が情熱を傾ける場所に。高い目標に向かって

社員になってくれる“同志”を募り、会社を設立。飲食テナントビルの運営をスタートさせ、知床鶏を使った焼き鳥店を開店。人やまちとのつながりが増えていき、人生を共に歩む家族もできました。

手応えを感じ始めると、求められる機会やチャンスが巡ってくるようになっていました。オホーツク流氷館内の「cafe&restaurant360」は、市の施設での自社運営2店舗目。「この場所でお店を任せてもらえたことは、自分にとってとてつもなく大きなことなんです」。覚悟を決めて臨んだ出店でした。

観光客はもちろん、市内・管内の人にも訪れてもらいたい。出店会社に選んでくれた期待にも応えていきたい。「良いスタートを切れたと思っていますが、これからです」。中村さんは表情を引き締めます。





キーコンセプトは、「その街、その場所じゃなければいけない空間づくり」。カタチの新しさだけを追い求めるのではなく、「地域の魅力と結びつけて、新たな価値を生む飲食空間を仕掛けていくこと」が、やりたいことだと語ります。





中村さんは、こんな展望を描いています。
「まずは地域密着型の会社として、地元の方々に応援してもらえるような存在になりたいということが1つです。オホーツクには素晴らしい景観、風土から生まれる食材があります。網走にしっかりと根を張ったうえで、オホーツクを背負って東京・世界に出て挑戦してみたいと思っています」。
また、こうも続けます。「東京農大の“実学”をオホーツクキャンパスで体感できて、いま自分は実践しています。農大OBとしてもトップランナーになれたら」。





現在30歳。望まずしてやって来た網走は、図らずも生きていく場所になり、大きな目標にチャレンジしていくフィールドに。「謙虚な自信」を携えて、網走のまちに楽しさを生み出し、オホーツクを発信していく中村さん。強い思いと溢れそうな“熱量”を感じるインタビューでした。

 

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