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公開 | 孫田 二規子

『かぼちゃ』〝キュアリング〟でホコホコ甘く!〜やっぱりおいしい北海道野菜(2)500da714 faab 40a3 988a 49088cf2d731

体の抵抗力を高める栄養素が詰まった「かぼちゃ」は、日増しに寒くなるいまこそ食べたい野菜♪日照時間が長い春から初秋にかけて、太陽の光をたっぷり浴びて育つ北海道のかぼちゃは、でんぷん質が多く、「キュアリング」で甘味が増します。


かぼちゃ
 

かぼちゃは〝キュアリング〟でおいしくなる

煮物、炒め物、揚げ物、サラダ、スープ…。献立の主役にも脇役にもなりうる「かぼちゃ」は、頼れる野菜のひとつです。プリンやパイといったお菓子にも使え、1玉まるごと飽きずにいろいろ楽しめます。
 
10月上旬、そんな愛され野菜・かぼちゃの産地のひとつ、北海道北部・上川地方の農家にお邪魔しました。
 
ビニールハウスでは、キュアリングの真っ最中。キュアリングとは、収穫したあとの切り口の乾燥と追熟の促進のことです。「でんぷん質が最高にたまっている適期に収穫したかぼちゃを、品種によって10日間~2週間、室内やビニールハウスに並べておきます。そうすると、でんぷん質が糖化され、甘みが出てくるんです」と、かぼちゃ農家さん。
 
かぼちゃはとれたてではなく、少し置いてからおいしくなる野菜なのです。


キュアリングしているかぼちゃ▲キュアリングしているかぼちゃです


北海道でかぼちゃがつくられるのは、春から初秋にかけての日照時間の長い時期のみ。ゆえに光合成がなされる時間も長く、たくさんのでんぷんを蓄えられます。でんぷんは、かぼちゃが呼吸をするためのエネルギーでもあるので、呼吸量が多いと減ってしまいますが、北海道は昼と夜の気温差が激しく、15度前後ある日もしばしば。気温が下がる夜は呼吸量が減るため、でんぷんをしっかりためこむことができます。
 
これが、北海道のかぼちゃが甘くてホコホコとおいしい理由です。


かぼちゃ農家▲収穫の適期はかぼちゃのヘタの部分を見て判断するという農家さん。品質管理への意識も高く「7月の干ばつや8月のゲリラ豪雨、病気の影響で品質が落ちないよう、防除を徹底しています」


かぼちゃには、さまざまな種類があり、「えびす」「くりゆたか」「味平」「みやこ」「ほっこりうらら」、白い皮の「雪化粧」…などが、7月中旬~翌1月にかけて、順番に出荷されています。ちなみに10月下旬以降は、キュアリングのあと定温庫で保管してから出荷します。


早生の「味皇」▲こちらは早生の「味皇(あじおう)」。食味がよくて人気が高いかぼちゃです。まだ生産量が少なく入手が困難なので、見つけたときには迷わず食べてみてください!

 

ハイテクとローテクを組み合わせた選果、箱詰め作業

農家から選果場に持ち込まれたかぼちゃは、厳密な規格に基づき選果され、秀、優の2タイプが食用として市場に出回ります。

 
▲キュアリングしたかぼちゃは農家でつやつやに磨き、コンテナに積んで選果場へ


JA道北なよろの選果場では、選果から箱詰めまで、大規模なベルトコンベアで行われていました。人の手と目で選果されたかぼちゃは、重さを量った後に規格別に分けられ、また人の手によって箱詰めされます。このとき、箱のふたを綴じたり、かぼちゃが入った重たい箱を持ち上げたりなど、さまざまな作業がオートメーション化されています。ハイテクとローテクとが、うまく役割分担されているのです。


名寄市の選果場▲JA道北なよろの選果場の様子です。選果を終え、規格別に流れてくるかぼちゃを箱に詰めています


えびすかぼちゃ▲こちらのかぼちゃは、さまざまな料理に使いやすい「えびす」


選果場のロボット▲かぼちゃの箱をトラックに積むためのパレットに載せる〝重労働〟は、ロボットが担当。精密で素早い動きにおどろき!

 

農家のお母さんのつくりかた紹介

ここで、かぼちゃをたっぷり味わうために、みなさんにおすすめしたい料理をご紹介しましょう。道産子のソウルフードのひとつ、かぼちゃだんごです。農家のお母さんに、つくりかたを教えてもらってきました!
 
1:皮をむいてゆでたかぼちゃを潰して、砂糖、塩、醤油などで味を付ける。

2:そこに片栗粉を混ぜ(おすすめは「未粉でんぷん」という、あらびきの片栗粉)、耳たぶくらいのかたさになったら、ハンバーグのように平たく成形。

3:フライパンに油を多めにひき、カリッと焼いてできあがり。仕上げにバターを載せても最高です。


かぼちゃだんご▲おやつやお弁当にもぴったりの、かぼちゃだんご。腹持ちも抜群


余ったタネは、棒状にして冷凍し、都度カットして使ってもOK。また、かぼちゃだんごに飽きた時には、温めた牛乳に溶かし込み、コンソメや塩コショウで味付けしてスープにしてもおいしいです。
 
かぼちゃには体の抵抗力を高め、風邪を引きづらくするβカロテンやビタミンB1、B2、C、Eがバランスよく含まれています。そう考えると、冬至にかぼちゃを食べるのは、理に適ったとてもいい伝統だと思いませんか?
 
今年の秋冬は、ホコホコ甘い北海道産かぼちゃでおいしく健康に!


名寄のかぼちゃ農家のみなさん▲「北海道はかぼちゃの生産量が全国の約6割を占め、堂々の1位です。これからもおいしいかぼちゃをお届けします!」

 

ホクレンとは

ホクレン農業協同組合連合会。大正8(1919)年設立。北海道のJAにより組織された連合会で、全国に北海道の農畜産物を届け、JA・生産者に営農資材や技術、情報を提供しています。Webサイトはこちら→ホクレン農業協同組合連合会

 

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