これはもう、小樽っ子のソウルフード。「かま栄 パンロール」

「パンロール」ってご存知ですか?ロールパンじゃないですよ。
かま栄は、創業1905(明治38)年、小樽にある老舗かまぼこ屋さんです。道産子なら「かま栄と言えばかまぼこ、かまぼこと言えばかま栄」というくらい、馴染みがあります。
 
板かまぼこや揚げかまぼこなど、さまざまな種類の商品がある中で、「かま栄=かまぼこ」の次に必ずと言っていいほど名前があがるのが「パンロール」です。

 

 
パンロールは、1962(昭和37)年に㈱かま栄社長、佐藤公亮氏が発明したオリジナル商品です。
 
「かまぼこをスナック感覚で食べることはできないか?」ということを追求した結果、すり身をパンで包むという、画期的な商品が誕生!
 
さっそく、そのパンロールを求めに、運河沿いにある「かま栄工場直売店」に行ってきました。観光客がひっきりなしに訪れる店内で、見つけましたよ!パンロール!

 

 

 
店長の三浦さんに、パンロールについてお話をうかがいました。
 
「パンロールは、すり身をパンで包んで揚げたものです。すり身は、スケトウ鱈、豚挽肉、タマネギにコショウで味付けをしました。なので、ソースも何もつけずにそのまま召し上がることができます」。
 
「すり身をパンで包んで揚げる」と聞くと、家でも簡単にできそうですが?と尋ねると、三浦店長はニッコリ微笑んで、こう言いました。
 
「そうおっしゃるお客様は結構います。実際に試したという方もいますが、普通のパンでつくると、パンが油をすってしまって、ベチャベチャになってしまうんです。パンロールのサックリ感には、かま栄ならではの秘密がありますから」と。

 

 
パンロールの秘密、それは厚さ5㎜もない極薄いパン。この極薄のパンが、「サクッ!」とした食感を生み出します。
 
そして、つくり方にも秘訣がありました。パンロールは全て手作業で、パンにすり身を乗せ、くるくると手で包みます。できあがったものは一度蒸してから、急速冷却し、それを油で揚げています。
 
工場直売店では、土日や観光シーズンになると1日に700~800本、平日でも200~300本のパンロールを揚げるそうです。
 
できたては店内のテーブルで食べることができます。
また、片手で持てるので、食べ歩きもできます。

 

 

 

 
パンロールの他にも、定番の「ひら天」、「ウインナーロール」、ベーコンの入った「パンドーム」など、食いしん坊には目移りするくらい、たくさんの種類がケースに並んでいました。
 
パンロールは通販はやっていません。直売店でしか食べられないので、北海道に来たら、ぜひ一度、パンロールを試してみてください。