2015年09月06日 | 小西 由稀

釧路や近郊の旬の美味を包んだ「北のガレット」

外側はパリッパリ。頬張るとそばの香りがふわり。そば粉を焼いた生地でチーズやハムを包む、フランス北西部の郷土料理「ガレット」。


ガレット ▲クレープとは違い、ガレットは片面しか焼かない


フランスと緯度がほぼ同じ釧路エリアは、そばの栽培が多い地域。酪農畜産業、漁業も盛んな土地柄ゆえ、地域の食材を使った新しいご当地料理として、本場をオマージュした「北のガレット」が6年ほど前に生まれました。

 

北のガレットを楽しむならコチラへ

「北のガレット」を楽しめるレストラン&コミュニティ「Iomante(イオマンテ)」では、旬の食材をたっぷり使った季節のガレットが人気です。


イオマンテのロゴ ▲店名のイオマンテは、アイヌの言葉で熊送りの儀式の意味


「毛ガニやカキ、ホタテ、鮭などの魚介類はもちろん、羊やエゾシカ、種類豊富なチーズ、生産者から届く野菜など、1年通してさまざまなガレットを提案しています」と、シェフの舟﨑一馬さんは話します。


舟﨑一馬シェフ ▲舟﨑一馬シェフ


弟子屈(てしかが)町産のそば粉「摩周粉」や卵を水で溶き、寝かせた生地を、熱々に熱した鉄板の上へ。この鉄板も地元の加工場でつくってもらったオリジナル。何十kgもある分厚い鉄板が香ばしい生地を焼き上げるのです。


鉄板にガレットの生地を流す

この日のランチコースでは、地元産の豚肉で10時間かけてつくった自家製ハム、白糠(しらぬか)町のチーズ工房「酪恵舎」の2種類のチーズ、そして近郊産夏野菜のラタトゥイユを包んだガレットが登場。


自家製ハム ▲塩とハーブで漬けた豚肉をじっくり加熱してつくる自家製ハム。熱で脂がすーっと溶ける


具材がのっていない部分の生地はパリッと、いやバリッと香ばしく、そば粉の風味が鼻へと抜けていきます。半熟の卵にナイフを入れ、たっぷりの具材と一緒に頬張ると、うっとりする味わい。そして、見た目以上のボリューム感!


この日のガレット

「これから新そばが出てくる時期なので、より香りを楽しんでいただけると思います」と、舟崎シェフ。


本日の前菜 ▲前日までに要予約のランチのガレットコースには、本日の前菜とデザート付き。ディナーでは平日限定でガレットを提供。こちらも要予約


店内 ▲Iomanteでは、地元の季節の食材を使った“釧路フレンチ”を楽しめる


勝手丼、釧路ラーメン、ザンギ、炉ばた焼き、スパカツなど、独自の料理が多く生まれる釧路。地元の食材を生かした北のガレットもまた、釧路の食文化に華やかな彩りを添えています。ぜひ、ランチやディナーで、旬の美味をたっぷり包んだガレットを楽しんでみてはいかがでしょう?

 

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小西 由稀

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