第8回「情熱の仕事人」トークセッションレポート!



北海道Likersのインタビューシリーズ「情熱の仕事人」連動企画として、北海道Likersと北海道新聞のコラボでお送りしているトークセッションを8月21日、道新プラザ「DO-BOX」で開催しました。

今回スピーカーにお迎えした仕事人は、札幌のスープカレーの名店「らっきょ」代表のイデゴウさんと、コンサドーレ札幌OB吉原宏太さんです。
トークセッションは、恒例となった「黒ラベル」での乾杯で開演!




 

現在のポジションに至るまで

スタートは、これまでの道のりのお話から。

イデさんが札幌の西区琴似に「らっきょ」をオープンしたのは1999年。それまで調理経験がなく、また、「辛さを競うように食べるスープカレーが嫌いだった」といいます。その専門店を開くことになった経緯、開店後の“冬の時代”、多くのお客さんが来店するようになったきっかけ、誰にでも食べやすいスープカレーを目指してきたことなどを語られました。

スープカレーの定番メニューといえば、チキン。一皿でいろいろな野菜を食べられるのも、スープカレーの魅力のひとつです。「油の通し加減、スープの染み込ませ方。実は野菜が勝負なんです」とイデさん。スープカレー店では、「まず、辛くない野菜カレーを食べてみるのがおすすめです」とのアドバイスも。





1996年、北海道初のプロスポーツチーム、コンサドーレ札幌の誕生とともに、赤黒のユニフォームに袖を通した吉原さん。高校時代は、大阪から和歌山まで通学。サッカーの練習に明け暮れる日々だったそうです。全国高校サッカー選手権大会への出場、コンサドーレ札幌入団までのエピソード、プロとして最初にプレーした札幌時代の「濃かった」という4年間を語られました。

「ゴールを決めて、応援に来てくれる方々、子供たちを笑顔にしたいという気持ちでピッチに立っていました」と現役時代を振り返り、また、「サポーターのために、仲間のためにと、自分が背負うものを大きくしていくのがプロだと思う」と述べられていました。




 

現在の仕事、今後の抱負

イデさんは「スープカレーを北海道の食文化に」と、10年ほど前から札幌市内や道内各地でスープカレーの料理教室を開いています。「大阪のたこ焼きのように、スープカレーがお店でも家庭でも食べられるようになればと思っているんですが、まだそこまでには至っていないですね」。

吉原さんも、自身でスープカレーをつくるのだとか。「食材を揃えるところから出来上がるまで、すごく時間がかかる」といい、イデさんは、「スープカレーは手間をかけてつくられていることを理解してもらえるように伝えていきたい」と話されていました。




コンサドーレ札幌ジュニアサッカースクールのコーチを務めている吉原さん。つねに自身がしっかりとしたプレーを見せながら、指導することを大事にしているそうです。また、チームのスタッフとして、「サポーターのみなさんと選手をつなぐ仕事ができることが楽しい」とも。

来場者の方からは、「今後は指導者を目指していくのでしょうか」との質問もありました。「選手時代の自分を超えるのは無理かもしれないけれど、高くモチベーションを持ち続けられる場所は北海道しかないと思って帰ってきました。指導者も夢のひとつとしながら、強いコンサドーレに向かっていけるように、何か恩返しができるように活動していきたい」と吉原さんは熱を込めました。




イデさんは、海外でもスープカレーを伝えています。この秋には、ニューヨークで開催される北海道物産展に出店するそうです。
「将来、スープカレーがおふくろの味になれるときがきたら、今やっている料理教室が少しは報われるのかなと思います。全国各地、その土地の食材でつくるご当地スープカレーに広がっていけば」と熱く締めくくりました。

お2人のお話に来場者のみなさんは真剣な様子で聞き入り、また、楽しいやりとりに会場から笑いが起こる場面も。イデさん吉原さんに大きな拍手が送られ、終演となりました。




次回は10月の開催を予定しています。みなさんのご来場をお待ちしています!

 

関連記事

情熱の仕事人。札幌発スープカレーの伝道師。らっきょ軍団団長「イデゴウ」
情熱の仕事人。現役時代の自分を超えるために。コンサドーレ札幌OB「吉原宏太」
インタビューシリーズ「情熱の仕事人」特集