2015年08月22日 | 孫田 二規子

森林で海底探検?太古の痕跡をとどめる中頓別鍾乳洞

北海道のてっぺんからオホーツク海側を下って、浜頓別(はまとんべつ)町で内陸へ。稚内空港から車で約2時間の中頓別(なかとんべつ)町は、総面積の8割が森林という山間の町です。

が、約1,000万年前、ここは海でした。その痕跡を実際に見られるのが、中頓別鍾乳洞自然ふれあい公園です。森の中を散策しながら、鍾乳洞や岩石を観察できます。


中頓別の鍾乳洞

中頓別の鍾乳洞を形成しているのは、太古の海に生息していたフジツボやホタテ(の祖先)の殻が、海底に堆積されてできた石灰岩。これらが地上に押し上げられ、雨水や地下水で溶解し、鍾乳洞となりました。遥か長い時間をかけてつくられています。


中頓別の軍艦岩 ▲右奥に見えるのが鍾乳洞と同じ石灰岩でできた「軍艦岩」。もともとこの一帯の土地は軍艦岩の高さがあったようですが、川に削られていまの高さになったそうです


中頓別の軍艦岩の岩肌 ▲苔むした軍艦岩の岩肌。石灰岩が積み重なってしま模様をつくっています


園内には4つの鍾乳洞が点在し、現在、見学できるのは第1洞、第3洞、第4洞。

第1洞は中を歩いて、その独特の溶食地形や痕が見られます。途中には、貝の化石がしっかりと残っている場所も! これが約1,000万年前に生きていた…と思うと感慨深いものがありますよ。


中頓別の鍾乳洞の第一洞の入口 ▲第1洞の入口。この鍾乳洞は高層ビルのような構造で、横から見ると、見学路(主洞)の上に第2支洞、その上に第3支洞、またその上に第4支洞が伸びています(※第2支洞より上は見学できません)


中頓別の鍾乳洞の第一洞 ▲中は超ひんやり。肌寒く、シンとしていて暗いです。入口には自由に使える懐中電灯や傘がありました


中頓別の鍾乳洞の貝の化石 ▲これが貝の化石です!


中頓別の鍾乳洞の中 ▲歩いていると岩壁や天上から滴り落ちる、ぴちゃんぴちゃんという水音が聞こえます。頭を低く這うように歩かなくてはいけない狭い場所や勾配もあり、未開の地を探検しているかのような気分になりました


散策路には自生する草木や花が茂り、ウグイスやエゾライチョウなどさまざまな種類の野鳥が棲んでいます。また、動物の姿が見られることも。特に10月ともなれば、冬眠の準備で木の実を探す、シマリスやエゾリスが頻繁に現れるようです。


中頓別鍾乳洞自然ふれあい公園のミズナラ ▲第4洞のそばで見たミズナラの巨木。樹齢500年以上だとか!


こんなに見どころがたくさんで入場無料です。豊かな森林や太古のロマンを体感しに、ぜひ、おでかけください。森林も鍾乳洞内もアップダウンがあるので、歩きやすい靴と服装で!


中頓別鍾乳洞自然ふれあい公園

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