島武意海岸からシララの小道を通って女郎子岩まで~積丹半島(5)


 
積丹半島に来たら、神威岬、トンネルを抜けて島武意海岸、そして女郎子(じょろっこ)岩を見てみたい!と、誰もが思いますよね。いろいろなガイドブックでも、必ずおすすめスポットになっていますから。ところがどっこい、女郎子岩はかなり手強かったのです。

 

シララの小道は至難の小道であった

神威岬、島武意海岸、シャコタンブルーソフトクリーム、積丹の伝説と、北海道Likersでは積丹の魅力をめいっぱい紹介してきました。次は積丹ブルーの海に浮かぶ、あの女郎子岩を!と、向かったのはシララの小道。
 


撮影:チバタカコ
 

案内看板によると、女郎子岩まで行くには、道道913号線から2ヶ所のルートがありますが、今回は島武意海岸トンネル前から行くことにしました。看板にある「現在地」のところ。左手に海、右手に積丹岳方面を眺めながら歩く尾根伝いのコースです。
 
島武意海岸トンネル横から舗装された坂道を登るのですが、いきなり息切れです。この坂が、かなりの急斜面!とりあえず、0.3㎞先にある灯台を目標にしました。
 


撮影:チバタカコ
 

灯台の整備などで車が行き来できるようにアスファルト舗装されていると思うのですが、足元は整備されていてもこれだけ急斜面が続くと、灯台に着く前に心が折れそうです。冗談抜きで、それくらいキツイです。
 

撮影:チバタカコ
 

急な坂道だけど、もう0.3㎞くらいは歩いたはずなんだけど…と思った頃に、案内看板が見えてきました。よく見ると「積丹出岬灯台0.3㎞」「女郎子岩1.9㎞」とあります。下の案内看板から灯台までが0.3㎞ではなかったのか?ここから灯台まで、また0.3㎞なのか?
 

 

小さな声で「詐欺だ…」とぶつぶつ言いながら、もうしばらく坂道を登るとようやくその姿が見えてきました。

 

灯台付近は展望台になっており、そこから島武意海岸を眺めることができます。最初から予想外の坂道で、しかも案内看板を詐欺呼ばわりしてきましたが、ここまで来た甲斐があるというものです。しばし、この美しい眺めを楽しみましょう。
 


 
 

もはや散策とは言えない本格トレッキング

展望台を後にしたら、後は女郎子岩を目指すだけ。遊歩道をひたすら歩きます。きちんと草刈がされていて、階段も整備されていますが、この小道はもう「散策コース」なんて簡単なものではありません。
女郎子岩を目指すなら、まずは支度が必要です。足元はヒールのある靴やサンダルでは危険です。自動販売機などはないので、飲み物は持参しましょう。タオルや帽子もあるといいです。この先は草木が生い茂っており、虫もブンブン飛んでいます。
 
 

 
 
では、女郎子岩を目指して出発!急な階段があったり、生い茂った草木があったり、登山道のようだったり、いやはや、これはかなり本格的なトレッキングコースみたいです。
 


撮影:チバタカコ
 


 


 


 

20分ほど歩くと、入口の案内看板で見た展望デッキに到着。ベンチがあるので、ちょっと休憩します。眼下に見えるのは笠泊(かさどまり)海岸です。
 


 


 


 



 

立ち姿が美しい女郎子岩

10分ほど歩くと、展望台を発見。ようやく女郎子岩が見える地点に到着しました。
 

 

義経を追ってここまでたどり着いたシララですが、義経を乗せた船はすでに彼方へ。悲しみのあまりに海に身を投じ、その姿が岩になったという伝説があるのが女郎子岩です。
 
展望台に上がると、思わず「おー!」と声が出ます。
はるか遠くの沖をじっと見ているかのように立つ女郎子岩。見ていると、本当にだんだん女性の姿に思えてくるから不思議です。海面のあたりは、着物の裾が広がっているようにも見えてきました。
 


 

「義経さまー!」という声が聞こえてきた…ら、それはホラーになるので嘘ですが、積丹半島の尾根伝いにえっちらおっちらここまで来たのですから、しばし、シララと義経の恋物語に思いをはせてみるのも悪くないです。
 
積丹半島のビュースポットである女郎子岩を見るためには、島武意海岸トンネル前から片道約30~40分、自力で歩くしかありません。実際歩いてみて、「ちょっと気軽に散策を」というものではないことも実感しました。しかし、積丹の海のすっと立つ、あの姿を実際に見た人だけが体感できる感動が、確かにここにはあります。
 
せっかくここまで来たのですから、時間の許す限り、この眺めを堪能しましょう。そして帰りは、あの灯台を目指して、のんびり戻りましょう。
 


 
 

関連リンク

積丹観光協会
 

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