2015年08月01日 | nobuカワシマ

天売島のお手軽島めぐりには、バスがオススメ!

天売島の赤岩 ▲写真提供:天売観光バス


人口約330人の離島、天売島(てうりとう)を訪れました。日本海の荒波が生んだ自然の造形美と、貴重な野鳥を眺められます。手軽に島めぐりをしたい、と思い利用したのは、島の観光バス。天売島ビギナーには、かなりオススメです!

 

天売島を手軽に観光するならバスが楽チン!

天売島は周囲12kmしかない小さな島。レンタサイクルなどで島を一周することもできますし、その気になれば歩いて島を一周することも。
でも、そんな体力ないよ…、という方には観光バスがオススメ!途中ガイドもしてもらえるので、初めて島へ訪れた人にとってはかなり嬉しいです。


天売島の天売観光バス ▲手軽に島めぐりを楽しめる天売観光バス。バスは3台あります(写真提供:天売観光バス)


それでは、乗車約1時間30分のバス旅へ、出発!
スタートは、島唯一の玄関口、天売フェリーターミナル。バスの出発時刻は明確に決まっておらず、フェリーか高速船が到着する頃に合わせ、お客さんが揃い次第出発するという、島らしいゆるりとしたスケジュールです。


天売フェリーターミナル▲天売島の港へは、北海道北西部にある羽幌から高速船で約60分、フェリーなら約90分で到着


まずフェリーターミナルから数分走り、島の中心部へ訪れました。ここでは下車せず、バス車内からの案内。


天売島の中心部 ▲島の中心部、いわゆる目抜き通りです


ここが!?と疑いたくなる方もいるかもしれませんが、まぎれもなくここが島の中心部。商店が2軒あるほか、役場の出張所も消防署もありますし、島でたった1人の警察官が詰める交番もあります。そして、保育所もあれば高校もあります。
過疎地や小さな離島などでは、高校へは街で寮生活しないと通えないという地域が多い中、天売島には高校があるため、若い人たちが比較的多く島に残っているそうです。


天売島唯一の高校、天売高校 ▲島唯一の高校。風情ある校舎に、2015年現在4名の高校生が通っています

 

天売島の中心部を離れると、大自然が現れます

中心部から少し走っていくと、車窓からは住宅が消え、かわりに緑の草木と青い海の景色が広がり始めました。
最初の立ち寄り場所は、ウトウなど海鳥の繁殖地になっている赤岩展望台です。


天売島の赤岩展望台 ▲崖の上に建つ展望台へ階段で降りていきます。ちょっとスリリング!?


展望台に立ち、真下をのぞいてみると、真っ青な海から突き出た巨大な鋭い岩、赤岩が見えます。足元付近の崖には、海鳥が帰巣する穴が無数にあいていました。この付近はウトウやウミネコの繁殖地でもあり、すぐ先にはオロロン鳥の繁殖地もあります。


天売島の赤岩 ▲天売島西端にある赤岩。この周囲は海鳥の一大繁殖地です


さっきまでバスのハンドルを握っていた齊藤さんが、持参した望遠鏡を広げて海鳥をアップで見せてくれ、解説もしてくれました。


天売島の赤岩展望台で望遠鏡をのぞく天売観光バスの齊藤さん ▲齊藤さんは生まれも育ちも天売島。天売観光バスでハンドルを握りつつ観光ガイドもする、生粋の島っ子です


望遠鏡で見える風景の写真は撮れないので、かわりに齊藤さんから写真をお借りしました。


天売島の海鳥「ケイマフリ」 ▲天売島にいる海鳥「ケイマフリ」。赤い色をした足が特徴です


海と断崖絶壁の海岸線や時折飛来する海鳥を眺めつつ、望遠鏡を順番にのぞいて、ゆったりとしたひと時を過ごしました。

バスの旅はまだ続きます。
次に訪れた場所は、島の最高地点近くにある、海鳥観察舎。建物の中に望遠鏡が備え付けられていて、断崖絶壁の海岸線にいる海鳥たちを目の前にいるかのような感覚で眺めることができます。望遠鏡をのぞかなくても、目の前の切り立った荒々しい海岸線を眺めているだけでも、その迫力に圧倒されます。


天売島の海鳥観察舎 ▲海鳥観察舎。観察舎内に設置されている50倍の無料望遠鏡で、ウミウの子育ての様子など見えることも


ただ、残念ながら訪れた日は生憎の天候。だんだん海霧が濃くなってきてしまいました…。ここでは、齊藤さんにお借りした写真を紹介します。


天売島の海鳥観察舎付近から眺めた天売島の海岸線 ▲海鳥観察舎付近から眺めた天売島の海岸線(写真提供:天売観光バス)


最後に訪れた場所は、観音崎展望台。こちらも断崖絶壁の海岸線を眺められるスポットです。


天売島の観音崎展望台から眺めた天売島の海岸線 ▲観音崎展望台から眺めた天売島の海岸線(写真提供:天売観光バス)


陸地側の崖には、崖崩れが起きた跡があり、草木が生い茂る前の春先はこの跡がハート型に見えるのだとか。もしかしたら、いつかここが恋人の聖地になる日が来るかも!?


天売島の観音崎展望台付近から眺めたハート形の崖 ▲訪れた7月にはだいぶ草木が伸びてきてしまい、ハートがちょっとハードブレイクに…


展望スポットを3ヶ所立ち寄り、フェリーターミナルに戻るとバス旅は終了です。
バスで巡る天売島観光。楽チンなのは言うまでもありませんが、何よりも解説を聞きながら巡れることが1番嬉しいです。島の自然のこと、地形のこと、鳥のこと、そして島の暮らしについてなど、自分たちだけで島めぐりをしていてはわからないことも教えてもらえます。
さらに、夕刻にはサンセットと帰巣するウトウを眺めるバスコースもあります。これは絶景です!


天売島の赤岩展望台から眺めた夕陽 ▲赤岩展望台から眺めた夕陽(写真提供:天売観光バス)


初めて島に訪れようと思っている皆さん、島のバス旅、オススメですヨ!

 

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