ベリーの摘み取り体験ができる帯広の農園「ときいろファーム」

健康で豊かなベリーの食文化を提供する農園

帯広市の中心部から車で約50分のところにある「ときいろファーム」は、ラズベリー、ハスカップ、ブルーベリーなど様々なベリー系作物を中心に、化学肥料・化学合成農薬は一切使わずに(有機認証に準ずる)栽培をしている農園です。また、それらの収穫時期に合わせての摘み取り体験や加工品の生産・販売など、安心安全なベリーの魅力を多くの方に知ってもらう取り組みもされています。では、どのような経緯でこちらの農園を始められたのか、代表の方に話を伺いました。



 
 

移住から就農までの経緯

代表の鴇崎伊吹(ときさきいぶき)さんは長野県出身で2004年に北海道に移住、2010年に「ときいろファーム」を設立しました。ただ、もともとは就農するつもりはなかったそうです。「本州では保養所を切り盛りしていたこともあり、もともとはペンションを経営したく十勝に移住しました。ただ、実際に移住するも中々自分たちが納得できる土地が見つからず、また実際に訪れる観光客の数なども考慮し、計画を考え直しました」。一度は十勝の地元企業に就職するも、ベリー系の果実が大好きで以前から何度も訪れていた農園の方が後継者を探していることを知ります。「昔、妻とヨーロッパ方面を長期間旅行した際にヨーロッパの生活の身近にある様々な種類のベリー系果実を食していたこと、また、十勝に来てから何度も訪れていたベリー農園が後継者を募集していたこと、これらはきっと何かの縁だと感じ、さらにせっかく北海道に移住したのだからこそできる何かをしたいと思い就農する決意をしました」。
 



 

旬の時期にできるベリーの摘み取り体験

前任の方が取り組んでいた無農薬栽培を引き継ぎ運営しているときいろファームでは、旬の時期にはベリーの摘み取り体験ができます。「自然の中での摘み取りを楽しんでいただくために始めました。摘み取り体験では完熟したベリーの魅力や美味しさをはじめ、多い時では10品種の味の違いを感じていただくことができます」。



 




 

※摘み取り体験の時期はその年の天候に左右されますので、事前にお問い合わせください

 

ベリーの素晴らしを伝える取り組み

天候に左右されることはもちろん、ほとんど手作業であったり除草剤を使わずに刈り取るなど、日々苦労しながら生産しています。だからこそできる素晴らしいベリーを多くの人に知ってもらうため、生産以外にも様々な取り組みをされています。「毎年夏休みにはラズベリージャム作り体験をしています。また、当農園の原料を使った無添加の加工品を手作りし、摘み取ってすぐに冷凍したベリーと一緒に道内外のイベントや物産展等で販売しています。ベリーはできるだけ新鮮なものを食べていただきたく、時にはキッチンカーを使ってイベントに参加しています」。



 









 

十勝の素晴らしさを伝えるために

鴇崎さんに今後の展開を伺いました。「もとはペンション経営を目的に移住したということもあり、いつかは体験型ファームステイを運営し、そこからベリーの様々な美味しさや十勝の素晴らしさを少しでも多くの人にお伝えしていきたいと思っています」。寒冷地でしか味わえない素晴らしいベリーがたくさんあるときいろファーム。旬のうちにぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。