円山登山~札幌の街中近くでリスに出会えるお手軽山登り



札幌の円山は市街地に隣接した自然溢れる山。気軽に登ることができるので、札幌市民の間で人気があります。円山原始林に囲まれた登山道ではリスに出会うことも多く、山頂からは札幌市街地を見下ろす絶景を楽しめます。

 

円山登山は観音様を眺めつつ山登り

円山の登山口までは、地下鉄東西線の円山公園駅から歩いて7、8分。山頂までは1時間もかからず登れるので、街中近くで手軽に登山を楽しめます。
登山道は、円山八十八ヶ所大師堂の脇から登るルートと、円山動物園の脇から登るルート、計2ルートあります。今回は前者のルートから登ってみました。

 



円山八十八ヶ所とは、有名な四国八十八ヶ所にちなんだもの。1914(大正3)年に円山地区を開拓した功労者たちが登山道を開きました。この時、四国から移住してきた札幌近郊の人々に観音像の寄進を呼びかけ、八十八体の像が建立されました。その後信仰者が献像することで数が増え、現在200像以上が登山道の入口から山頂近くまで並んでいます(こちらの情報は、円山八十八ヶ所大師堂前にある案内板より一部抜粋)。
山登りの最中、観音様が次々と現れ目を楽しませてくれます。

 


 

円山登山道の周辺ではリスがお出迎え

円山登山での楽しみは、次々登場する観音様だけではありません。神出鬼没ですが、時折出会うことがあるリスたちです。

 


 



歩いていると目の前をリスがササッと横切っていくことも。ついつい足をとめて見入ってしまい、登山の休憩タイムがどんどん増えてしまいます。急ぐわけでもないので、リスの愛くるしい姿に癒されながらのんびり登るのもいいものです。
ただしリスは野生なので餌やりは厳禁、野生の動物は自然のままの姿を見て楽しみましょう。

 

原始林に囲まれた登山道

円山は深い森に覆われています。周囲の木々は開拓時代から保護されてきて原始林と呼ばれ、国の天然記念物にも指定されています。実際は原始林に近い天然林で、樹齢150年ほどになるカツラの大木をはじめ、ミズナラやセンの木などが見られます。
登山道はこの原始林の間を縫うように山頂へと続いています。
 




登山道は木々に覆われているため下界の眺望を見ることができる場所はあまりありません。途中1ヶ所だけぱっと視界が開ける場所があります。山頂までの歩みを止め、ひと息入れるのにちょうどよいスポットです。
 




中腹を過ぎると少しずつ岩場が増えていきます。つまずかないように要注意。
円山動物園からのルートと合流すると、あと100メートル程度で山頂です。
 



 

札幌の市街地を一望する円山山頂

ついに山頂到着!
山の東側が開けていて、眼下には札幌の街並が広がります。大通公園やテレビ塔、札幌駅にあるJRタワーをはじめ、天気がよく空気が澄んでいる日は札幌ドームやモエレ沼公園のモエレ山なども見えます。
 




山頂はゴツゴツとした岩場になっています。足場が少々悪いものの、この岩が椅子になり、背もたれにもなり、テーブルとしても使え、絶好のランチスポットです。
訪れた日は日曜日、たくさんの人たちが山頂でのんびり過ごしていました。
 


 




標高約226メートルの円山は、高さはあまりありませんが街並を一望できる絶景スポットです。原始林に囲まれ森林浴を楽しみつつ、リスたちと挨拶をしながら登ることができます。ここは街中のすぐ近くで大自然を楽しめる札幌市民のオアシス、何回訪れても飽きません。