桜と梅を同時にお花見できる北海道神宮

 
 
札幌ではゴールデンウィーク頃に桜と梅がほぼ同じ時期に開花します。両方の木がある場所に行けば一緒にお花見を楽しめます。桜と梅の代表的な花見スポットが、札幌の円山地区にある北海道神宮です。
 
 

桜と梅を同時にお花見!

北海道神宮の境内に咲く桜は約1,400本。濃紅色のエゾヤマザクラをはじめ、ソメイヨシノ、ヤエザクラ、チシマザクラのほか、北海道では珍しいシダレザクラもあります。
いっぽう梅は約250本あり、豊後梅、紅梅、白梅などがあり、淡紅色や白色の花が咲きます。
 
こちらは2014年5月6日の様子。
北一条宮の沢通りから石段を上がり第二鳥居をくぐると、本殿へと続く表参道の両脇は桜色に染まっていました。
 
 
 
 
表参道の桜並木に見とれつつ、直進せずにすぐ左に曲がり小路を進むと、桜に囲まれるように梅林があります。こちらも満開!白色や薄紅色に染まる梅林の間をのんびりと散策することができます。
 
 
 
 
でも桜と梅どちらも薄いピンク色や白色をしているので、近くに並んでいると区別がつかないかも…。ご存知の方は多いと思いますが、花びらの先が丸いのが梅で、花びらの先が割れているのが桜ですヨ。まぁ、遠目に眺めるのなら花びらまで観察できませんけどね…。
 
 
 
 

満開の桜の下では、北海道のお花見文化ジンギスカンも!

満開の梅林の向かいにも桜の木々が広がります。こちらの桜の木々の下では北海道ならではのお花見文化、ジンギスカンを楽しめます!
 
 
 
 
広い神社の境内の中でもこの一角はひときわ賑やかな場所。皆さんビールなどを片手にジュージューお肉を焼いて食べています。すぐ近くには約40店もの屋台が並びます。
ドンチャン騒ぎをせずにゆっくり桜を眺めたい、と思っている人も大丈夫。境内の中でジンギスカンなどシートを敷いて楽しめる場所は決められているので、一歩離れれば静かに桜を眺められます。梅林もシートを敷いてのお花見は禁止されているので、ゆっくり落ち着いて花を愛でることができます。
 
 
 
 

なぜ境内に桜と梅が両方あるの?

北海道神宮がお花見の名所になったきっかけは、明治時代に遡ります。
明治8年に、北海道開拓の祖と言われる島義勇(しまよしたけ)の鎮魂のために、従者の福玉仙吉が約150株の桜を参道に植えたことが始まりです。以後、植樹や増殖が繰り返され、明治時代中期には札幌市民のお花見の名所として定着しました。
 
いっぽう梅は、大正4年に大正天皇のご即位を祝い、当時の北海道庁の有志が献植したのが始まりです。
大正12年に札幌市電が円山公園まで延伸されると、参拝者や花見客がより増えました。現在は市電ではなく地下鉄に変わりましたが、昔も今もお花見の名所として数多くの人たちが訪れることには変わりありません。
 
 
 
 

桜と梅、札幌ではいつ開花するの?

こちらは2015年4月19日の様子。まだお花見の時期には早いのですが、つぼみが出ていて木々がうっすらと色づいていました。
 
 
 
 
この日、桜はまだ咲いていないように見えましたが、梅は少し咲き始めていました。今年は桜前線よりも梅前線のほうが先にやってきたようです。
 
 
 
 
 
 
札幌の例年の開花日は、桜が4月29日、梅が5月1日だそうです。東京の桜が例年3月26で梅が1月26日に開花するのと比べると、北海道の花の季節がいかに遅いかということを改めて感じます。梅前線は桜前線に比べてずいぶんゆっくり進みますね。
※上記日程は気象庁発表のデータをもとにしています。
 
桜前線が梅前線に追いつく札幌では、ほとんど同じ時期に桜と梅が咲きます。桜と梅双方の木がある北海道神宮では、手軽に双方の花を愛でられます。ダブルお花見、いかがですか?

 

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