カルチャーショックin札幌~春の転勤編~

 
 
春に東京をはじめ北海道外から札幌へ転勤したという皆さん、カルチャーショックを受けたことありませんか?
コンビニでの「おにぎり温めますか?」をはじめ、北海道ならではの言葉や風習の違いはもちろん、肌感覚で感じる違いも多いと思います。冬になれば環境の違いに驚きも倍増します。
長年札幌で生活していると全く意識しないことでも、ヨソ者にとっては新鮮で衝撃的ということがあります。ここではヨソ者が春から夏にかけて札幌の新生活で感じた違いを、イラストとともにいくつか紹介します。
 
 

よくも悪くも!?職住近接の札幌ライフ

 
 
東京など大都市圏から札幌へ引っ越してまず感じることが、通勤の快適さです。
オフィスが並ぶ札幌駅や大通駅周辺から地下鉄などで数駅の範囲内で無理せず居住できるので、通勤時間が圧倒的に短くなります。また、札幌の鉄道各線は首都圏の鉄道各線に比べてはるかに空いているので楽チンです。
長年札幌で生活をしている人からすれば、「大通駅とさっぽろ駅の間の地下鉄は朝激混みだよ!」などと反論したくなるかもしれませんが、首都圏のすし詰め通勤電車の経験者からすればゼンゼン余裕、この程度の混雑度で済むなら幸せです。
 
地下鉄で3、4駅ならば自転車でも30~40分程度なので、天気がよい日は自転車や徒歩で通勤するという方もたくさんいます。春から秋にかけて天気がよい日は、雨の日や冬の時期に比べて地下鉄も気持ち空いています。
 
自宅と職場が近いということは、いい面もあれば悪い面も…。たとえば仕事帰りに1杯飲み、さらに1軒、とはしごをする場面。
長距離通勤が珍しくない首都圏などでは、23時位になるとみな終電の時間を気にし始めて内心ソワソワし始めます。終電を逃したらタクシー代でウン千円とか万単位になってしまうので、終電の時間までにはおひらきになるのが一般的です。
いっぽう札幌では、仮に地下鉄の終電を逃しても自宅がそう遠くはないのでタクシー代はそれほどかかりません。東西南北のおおよその方面ごとに相乗りするということも多く、ワリカンならタクシー代の負担はだいぶ減ります。
よく言えば札幌では時間にあまり追われず飲めますが、悪く言えば時間を忘れて際限なく飲んでしまいます。
つまり残念なことに(!?)、ちょっと辛い飲みに誘われた時や、合コンでいいお相手と巡り合わなかった時などに逃げるキメ文句、「もう終電なので…」が札幌では通用しないのです。「え、タクシーでいいっしょ」「同じ方面だから一緒にタクろう」と言われるのがオチです。
 
仮に少し遅くまで飲んでも、通勤時間が短いので翌朝それほど苦にはなりません。ギューギューの満員電車で数十分押しつぶされて通勤していた方にとっては、札幌での通勤は天国、極楽ライフであることは間違いありません。
 
 

春夏の札幌は東京などと比べて日が長い

 
 
春先はそれほど感じないことですが、夏至が近づくにつれ顕著に感じたことが、「日の長さ」です。札幌の夜は20時でも薄明るく、朝は3時台で空が明るくなります。
札幌をはじめ北海道でずっと暮らしている方にとっては「それが何か?」と思うかもしれません。でも、他の地域から札幌へ来た人にとっては「あれ、まだ明るい」「え、もう明るい」という感覚です。
 
ホントに~!?と思う皆さん、証拠はこちら。
2015年6月22日の「日の出」と「南中」と「日の入り」の日本各地の時刻を調べて比較してみました。
※国立天文台のホームページ内に公開されている情報を基にしています。
 
都市名  日の出時刻  南中時刻   日の入り時刻
札幌   3:55     11:36     19:18
根室   3:37     11:20     19:02
東京   4:26     11:43     19:00
大阪   4:45     12:00     19:15
福岡   5:09     12:20     19:32
那覇   5:38     12:31     19:25
 
夏至の頃、札幌は東京や大阪に比べて約1時間も日が長く、那覇よりも1時間30分以上も日が長いです。北海道は国内では緯度が高いので、ほかの各地よりも日が長くなります。さらに根室は経度が東に位置しているので、さらに早く日の出が訪れます。
裏を返せば、冬至の頃は東京などと比べてびっくりする位日が短いのですけどね…。初めて札幌の冬を迎える人にとってはこれもかなり衝撃的です。
 
春から夏にかけて、札幌の会社でちょっと残業してもまだ空は明るく、軽く夜更かしをしてしまうといつの間にか空は白んでいます。少し早起きをしても空はじゅうぶん明るいので、朝カツするにはもってこいです。でも、残念ながら札幌の地下鉄の始発は6時台なので、外出は徒歩か自転車で…!
 
 

札幌の道路は慣れないと意外と走りにくい!?

 
 
北海道の幹線道路は、基本的にどの通りも車線の幅が広くてかなりゆったりしています。一見走りやすそうなのですが、ヨソ者にとって札幌の街中は慣れないと意外と走りにくいものです。
なぜなら、どの通りも右折レーンがあまりないからです。
 
東京都内などは交差点の多くに右折レーンがあり、渋滞など右折車が数多く連ならない限り進路を右折車でふさがれることは少ないです。そもそも、右折レーンがない交差点は右折禁止になっていることも多いようです。
ところが札幌市内では、大きな道路同士の交差点ですら右折レーンがない場所が多々あります。道幅が広いので右折車が右端に寄って停車していれば多少左側は空くものの、左側の車線を跨がなくては走れません。左側の車線で車が走っていれば車線変更ができず、直進したくても進路を右折車にふさがれ、前の車が右折していかない限り停車して待たされてしまいます。
郊外や札幌以外など交通量が少ない場所ではさほど気になりませんが、交差点が多い札幌の街中を東京感覚で右側の車線を走行すると、かなり頻繁に右折車に進路をふさがれます。
 
北海道で長年生活している皆さんは無意識のうちに身体にしみ付いる運転感覚かもしれませんが、札幌生活間もない皆さん、運転する時は意識的に早めに左車線に移っておくほうが流れに乗りやすいです。
 
もっとも、冬になれば雪のため車線が見えなくなることが多々あるうえ、除雪された雪山で道幅が狭くなることも多いので、車線はあってないようなもの!?という北海道の道路。臨機応変に運転することが求められているのかもしれません。
恒常的な渋滞が札幌ではあまり起きないだけでも、じゅうぶん走りやすいのですけどね。
 
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これらは、数年前に都内から札幌へ引っ越してきたフォトライターnobuカワシマが感じたことの一部、主観です。今春札幌へ転勤してきたという皆さんや、過去札幌へ引っ越してきたという皆さん、ほかにも感じたことが多々あるのではないでしょうか?春夏の札幌生活で驚いたことや意外に感じたことがあったらコメント投稿して教えて下さいね!