情熱の仕事人。本場のバルの魅力をいち早く札幌へ。スペインバルオーナー「小原章芳」

 
 
全国的に人気を集めているスペインバル。今回の情熱の仕事人は、本場を旅して札幌にスペインバルを開き、バル文化やバルの魅力を伝えてきた小原章芳さんをクローズアップします。
 
 

飲食の道を歩み続けて

バーからキャリアをスタート。勤めた先での人との出会いが飲食業そのものに深く興味をもつきっかけとなり、以来、30年にわたり小原さんは飲食の道を歩み続けています。
カクテルコンペティションで日本一に輝くなど、バーテンダー時代は数々の賞を受賞。バーやレストランでのサービスの経験を重ねるとともに、勤務していた会社で様々な業態の店舗開発にも携わってきました。
 
 
 
 
「バーとレストランがひとつになった店はできないだろうか?」。自身の会社を立ち上げ、それまでの経験をもとに従来の業態とは異なる店舗開業の可能性を模索していたとき、小原さんはスペインのバルの存在を知ります。単身スペインへ渡り、1年間現地のバルを飲み歩き食べ歩きました。
 
 

スペインで体感したバル文化。札幌の真ん中においしくて楽しいコミュニケーションの場を

スペインの「Bar=バル」とは、タパスなどのつまみがそろう気軽な酒場を指します。
「スペインは、コンビニはなくてもどこに行ってもバルがある。食事の場になっていたり、サッカーを観に来たり、子供が水を飲みに立ち寄ったり、宝くじを買いに来る人がいたり。バルが日常に溶け込んでいて、人々が集まるコミュニティーになっている。これだ!と思いましたね」。
 
06年すすきのに開店したスペイン料理&バル「バル・エスパーニャ」は、札幌のスペインバルの草分け。カウンターで軽く1杯もよし、ゆっくり飲むもよし。8.5坪という空間は幅広い世代のお客さんでにぎわい、出会いが生まれる場になっています。
 
 
 
 
バルが受け入れられた要素とは?小原さんに聞いてみました。
「ひとつは札幌のまちとの相性があるのかなと。当店の狭さも相まっているとは思いますが、隣の人に話しかける方がものすごく多いんですね。人と楽しい時間を共有しようというのを札幌の方は求めているのではないかと感じています」。
 
ビストロノミー&スパークリングバー「アペリティフ」、「バル・エスパーニャ・カルネ」を合わせ現在市内に3店舗を展開。また小原さんは音楽発信にも力を注ぎ、自店でのライブ、フラメンコなどのステージをはじめ、幅広いジャンルのアーティストと様々なイベントをつなぐ、アーティストプロモーションも手がけています。
 
「まだまだ勉強することはありますが、料理がおいしいというのは大前提。食、音楽、空間、サービスもすべて含め、私たちのモットーはお客さまに『楽しい時間を提供すること』にあります」。
 
 
 
 
小原さんは、一過性な繁盛店ではなく、1店1店が半永久的に続くような店にしていきたいとも。「そういった店づくりをして、頑張ってくれているスタッフを社長にしてお店を任せたい。それが私の夢のひとつでもあるんです」。経営者としての思いも打ち明けてくれました。
 
 

パエリア日本一!目指すは世界一!

2014年7月、「第1回国際パエリアコンクール日本大会」が開催されました。パエリアの発祥はスペイン東部のバレンシア洲。毎年バレンシアのスエカというまちで、歴史あるパエリアの世界大会が開かれ、日本大会はその出場権をかけた予選です。
 
内容は1チーム3人以下で、うさぎの肉、鶏肉、豆などすべて用意された食材と調味料は塩だけを使い、薪でバレンシアパエリアを炊き上げ出来栄えを競うというもの。小原さんは前年にもスペインへ行き、大会の様子を見て準備してきたそうです。日本での予選には全国からスペイン料理店16チームが参加し、「バル・エスパーニャ」が優勝の栄誉を獲得!スペインへの切符を手にしました。
 
 
 
 
スペインでの本選は上位5位までをスペインチームが占めたそうですが、「世界でトップを取るまで挑戦し続けたい」と小原さんは力を込めます。今年の日本大会は5月に行われるそうです。
 
自分も周りも「楽しい」が小原さんの活動のテーマのひとつ。新しいおもしろいことを北海道で仕掛けようと準備を進めているのだとか。次はどんな楽しい場と時間を提供してくれるのでしょうか、楽しみです。
 
 

関連リンク

バル・エスパーニャ
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バル・エスパーニャ・カルネ
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アペリティフ
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