ハイカラモダンな函館に似合う老舗洋食屋の味。「イギリスカレー」

創業1879(明治12)年、函館の洋食レストラン「五島軒」から、伝統的なカレーをご紹介します。
 
函館は、早くから開けたハイカラモダンな港街。その函館で明治から続く洋食レストラン…ということは、北海道で一番古いレストランということ。
 
130年以上続く老舗「五島軒」の2代目オーナーが、大正時代に帝国ホテルで修行をし、そこで身に付けた知識と技術をもとに、改良に改良を重ねて誕生したのが五島軒のカレーでした。

 

 
なぜ、イギリスカレーというのですか?と、本店長の中村さんに尋ねたところ、「カレーに必要な香辛料はほとんどがインド産です。昔、インドはイギリスの植民地だったことから、西洋料理の調理法として、香辛料を使ったものが『イギリス風』と言われていたのが所以のようです」と教えてくれました。
 
通称イギリスカレーの正式名は、「イギリス風ビーフカレー」。
 
オリジナルブレンドの香辛料と自家製ブイヨンにこだわり、できるだけ北海道産の素材を使って、じっくり、こっくり煮込んだのが、このカレー。ルーに溶け込んだ野菜の甘みとほどよい辛さは、とても上品な味。
 
何より、この銀のソースポットでルーが出てくるところが、伝統ある老舗洋食レストラン!という雰囲気をさらに演出してくれます。

 

 
薬味は、らっきょ、紅しょうが、福神漬、ピーナッツ、フライドオニオン。これらをトッピングしたり、箸休めにすることで、さらに味に深みが増します。
 
クラシックなレトロモダンな店内で、銀食器でカレーを食べていると、なんだか文明開化の紳士や貴婦人になった気分。

 

 
五島軒の本店旧館は、1998(平成9)年に国の登録文化財の北海道第一号に登録されました。今こちらは、宴会や予約専用で使われているそうです。
 
イギリスカレーは、隣接するレストラン雪河亭で食べることができます。レトルトカレーもあるので、おいしい旅の想い出として、お土産にもおススメです。
 
通販で購入することができますので、気になる方は、五島軒のHPをチェックしてみてください。