美唄市役所商工交流部観光交流課 佐藤政直さん:「若者、ばか者、よそ者」シリーズ(3)

地域活性化において今や必要不可欠な人材である「若者、ばか者、よそ者」。
北海道にも数多くいるそのような人材を紹介する本シリーズ、今回は美唄市役所商工交流部観光交流課 佐藤 政直さんをご紹介します。 
北海道の南に位置する旧熊石町(現八雲町)出身の佐藤さんが美唄市役所に奉職されたのは1999年。
出身地ではないものの御祖父様が美唄炭鉱夫であった美唄市で働こうと思ったのは学生時代からだったそうです。
「大学で『公』を学び自分も住民の為になるような仕事がしたいという思いが強くなりました。
そして、炭鉱が閉山して地域経済が疲弊し若者が離れ続ける町『美唄』で地域活性化・町おこしをしたいという強い思いの中、
無事美唄市役所に奉職できました。」
 
 

 
美唄市役所商工交流部観光交流課 佐藤 政直さん 市役所に勤務して10年、念願である観光・イベントの部署へ配属となった佐藤さん。
しかし、財政的に厳しい美唄市では率先してイベントなどを取り組む環境になく、鬱屈した日々を過ごしていたそうです。
 
「そこで、まずは環境作りから始めました。確かに美唄は現在も財政健全化が叫ばれています。しかし、住民にとって良かれと思うことは積極的に行うこと、これこそが地域活性化、ひいては財政健全化につながると感じ、自ら率先して環境作りに取り組みました。」 
 
現在は、札幌の旅行エージェントと連携して観光ツアーの造成や市内イベントの企画・運営、市外で開催される物産展で美唄商品の販売など、多岐にわたってご活躍されている佐藤さん。
町づくりにおいて辛いことはありませんかと伺うと、佐藤さんの一つの信念についてお話されました。
 
「新しいことに取り組もうとすれば、既存の団体との軋轢が生じることもありますし、色々なしがらみに直結することもあります。しかし、美唄市を元気にするんだという強い信念のもと活動すれば、その先には住民の笑顔が待っている、そう思いながら日々活動しています。楽しいことも辛いことも、すべて教訓だと思っていますね。」
 
 

 
『強烈なインパクト、そして美唄の歴史を語れる』をコンセプトに制作された美唄市をPRするポスター。
美唄市だけでなく札幌や東京の飲食店にも掲載されるほどの大反響だそうです。

 

 
今年の4月から来年3月までの期間、近隣の三笠市・月形町・浦臼町による取り組み『南中空知が5倍楽しくなる特典付きスタンプマップ』。
美唄市だけでなく広域連携による企画も重要だと佐藤さんはおしゃっていました。
 
 
 

北海道内の自治体の中でもいち早くfacebookを活用している美唄市。
「生の情報をリアルタイムで伝えると共に、双方向でのコミュニケーションを大事にしています。
また、美唄に縁のある人をターゲットに見据えることによって、交流人口の増加にも繋がりました。」

 
 

最後に今後の展望について伺いました。「美唄市においても、人口の減少は中々止められるものではないかもしれません。
ただ、自分の生きがいである観光・イベントの活動によって雇用の拡大に繋がりはじめているのも事実です。
これからも住民が笑顔で『美唄っていいね!』と言ってもらえるような、そういった『住民のためになる町づくり活動』をしていきたいと思います。」 
これからも益々のご活躍を期待しております。