「旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群」上士幌町:北海道遺産シリーズ(5)

▲「幻の橋」とよばれるタウシュベツ橋梁(北海道遺産写真コンクール入選作品)

 
タウシュベツ橋梁がある糠平湖はダム湖なので、毎年、秋になると湖の水位が上昇し橋は水没し、水位が下がる1月に再び湖面に姿を現します。これが「幻の橋」と呼ばれる所以です。冬には凍結した糠平湖の湖面をスノーシューで歩いて、タウシュベツ橋梁を見に行くツアーも行われています。
 
 

 
このタウシュベツ橋梁をはじめとして、糠平から十勝三股にかけての旧国鉄士幌線の沿線には多くのコンクリートアーチ橋が現存しています。旧国鉄士幌線は1926年に開通、森林資源と農作物の輸送に貢献しましたが、車社会の到来により87年に全線が廃止されました。線路が音更川の渓谷に沿っていたため多くの橋を架ける必要があり、また、大雪山国立公園内の渓谷美と調和するデザインにしようとコンクリートアーチ橋が採用されたことから、多くのアーチ橋が残されました。

 

 
廃線にともない、アーチ橋梁群は解体される方針が決まっていましたが、多くの地元住民が中心となった保存運動の結果、34橋梁が保存されました。平成11年にはアーチ橋の活用を推進し、長く見守っていく組織として「ひがし大雪アーチ橋友の会」が設立され、現在もアーチ橋を通した地域づくりの中心的存在として活動しています。
 
 

 
近年では、散策路やトロッコ列車なども整備され、毎年多くの人が自然散策と産業遺産としてのアーチ橋見学を楽しみに訪れています。「源泉掛け流し宣言」でも知られる「ぬかびら温泉」も源泉掛け流しの温泉を楽しめる温泉地として、温泉ファンの人気を集めています♪

 


 

関連リンク

ひがし大雪アーチ橋友の会
ひがし大雪自然ガイドセンター
ぬかびら源泉郷

 

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