北海道内に点在する鶴雅(つるが)グループのお宿のひとつ「あかん遊久(ゆく)の里 鶴雅」は、釧路空港から車で約1時間の阿寒(あかん)湖畔に立つ温泉旅館です。設備には地元阿寒に古くから伝わるアイヌ文化の趣向をふんだんに取り入れ、他にはない独特の雰囲気を作り上げています。

館内は和風の本館、純和風でレイクビューの別館、民芸調のレラに分かれており、お部屋の設えも異なります。好みや滞在のスタイルに合わせて選びましょう。

▲部屋の窓から阿寒湖や周囲の山々を望む別館の一室。純和風の設えですが寝具にはベッドが入ったタイプです

▲1月下旬、上の写真の部屋から見えた景色のアップがこちらです! 手前の雪原は結氷し、積雪した阿寒湖。斜里岳、雄阿寒岳、雌阿寒岳、風不死岳と4つの山に囲まれています

▲プライベート感を大事にしている別館は、チェックインの場所が本館やレラとは異なり、専用のラウンジ七竈になります。ゆったりとした空間で、抹茶でお出迎えしてくれます

▲今回、私たち北海道Likers取材班が宿泊したレラの一室。アイヌ文様をベースにした民芸調のデザインが素敵でした
館内には滞在を盛り上げてくれる様々な〝お楽しみ〟が見られました。
例えば、地元に住む彫刻家、滝口政満氏の作品がズラリと並ぶギャラリー。ここでは演奏家によるミニライブや地元有志による語り部が随時、開催されています。


▲生の楽器の音はハートに効きます♪
パブリックスペースの暖炉ではマシュマロを焼いて食べることができ…

▲マシュマロを火で炙って食べるなんてはじめて! ほわほわにとろけておいしさ倍増です
お隣のバーではビールやカクテルが味わえます。

▲バカルディを使ったご当地カクテル、マリモヒート。阿寒湖の名物マリモに摸したゼリーが入っています
温泉は1階と8階にあり、歩行風呂、寝湯など浴槽の種類も多く、じっくり名湯を楽しめます。また、館内で繫がるお隣の「あかん湖鶴雅ウイングス」のスパも別料金で利用できますよ。

▲螺旋階段を上って行く8階の露天風呂。夜は星空、昼は景色が望めます(写真提供/あかん遊久の里 鶴雅)

▲広々とした8階の大浴場(写真提供/あかん遊久の里 鶴雅)
そして朝晩のビュッフェ会場では和食、イタリアン、中華、コリアンとおいしそうな料理がバラエティ豊かに並びます。とにかく種類が多いので、この日ばかりは「ダイエットは明日から」の心で(笑)、あれもこれも、おいしくたくさんいただきましょう♪

▲バイキングは品数の多さに感激

▲ステーキ、天ぷら、寿司は料理人による実演でした♪

▲刺身はビッグな舟盛りです
実際に1泊してみて感じたのは、施設の中で過ごす時間がとても充実しているということ。自宅にいるかのように肩の力を抜いて寛げつつ、ワクワクもたくさんあり、できればもう1泊したかった…というのが本音です。
チェックアウトの直前には売店へ。お土産用の鶴雅オリジナルのお菓子も種類が多く、試しにクッキーとバウムクーヘンを買ったところ、どちらも家族や仕事関係者に大好評でした。
家族、カップル、女性同士…と利用者を選ばない懐の深さも魅力。1度、泊まってみてくださいね!

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取材・文/北海道Likersライター FUKKO
撮影/札幌コマーシャルフォト 宇津木 圭
http://www.sapporo-cp.co.jp
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