知床の流氷が見えるライヴハウス「GVO」でウニを愉しむ

 
 
秋から冬の半年間だけオープンする、知床ウトロにあるカフェバー兼ライヴハウスの「GVO(ジーヴォ)」。窓の外に広がる流氷の海を眺めながら、マスターが採ったウニをたっぷり使った料理とコーヒーやお酒、そして音楽を愉しめます。
 
 

知床にある、異色のマスターが創造する大人の隠れ家

「GVO」を切り盛りするのは異色のマスター、相原さん夫婦。相原さんの名刺に書いてある肩書きは、「マスター/ギタリスト/漁師」。これだけ見ると頭の中は「?」マークがいっぱいですが、話を伺い納得しました。
 
 
 
 
相原さんは知床ウトロ出身、音楽好きが興じて高校卒業と同時に上京、大学に通いつつバンド活動にのめりこんでいたそうです。ところが30歳位になると実家ウトロの家業だったウニ漁師を継ぐことになり、音楽仲間だった奥さんを連れて帰郷しました。
ウトロに帰っても音楽好きの熱は冷めることなく、自分の好きな場所を作りたいと2010年にお店をオープンしました。
 
 
 
 
ウニ漁は夏しかできません。しかも、知床の海は真冬に流氷で閉ざされるので他の漁もできません。相原さんはそこを逆手にとって、4月~8月はウニ漁師、9月~3月は「GVO」のマスターに変身します。そのため、お店は秋から冬にかけての半年間だけの営業です。
 
 
 
 
店内の壁際や柱にはCDやギターが多数並び、アンプなど音響機材も。ゆったりとしたお店の中では時折ライヴ演奏もあり、北海道内や東京などからアーティストが来てここで演奏する日もあるそうです。
ライヴがない日もスピーカーからはブルースなどが流れ、音楽に囲まれた大人な空間を愉しめます。
 
 
 
 
 
 
 
 
相原さんの趣味と実益を兼ねたお店、いい意味でヤンチャな大人の遊び場で、まさに大人隠れ家という雰囲気です。
 
 

かなり贅沢に使ったウニ料理に驚くこと間違いなし

マスターがウニ漁師だけあり、ウニをたっぷりリーズナブルに提供できるのも強み。しかも、一般的なウニ丼などではなく、オリジナリティーあるメニューにアレンジして提供しています。
 
たとえばこちら、日中のカフェタイムに登場する「ウニのあんかけ丼」です。
ウニをとろみあんと絡めた丼で、あんに絡んでいてもウニの形がしっかりわかるほど大量に使われています。ウニの食感と風味を楽しめます。
 
 
 
 
「ウニのトマトクリームパスタ」も、ウニを存分に味わえます。
一般的なウニパスタはペースト状のウニを使うことが多いのですが、このパスタはペースト状のウニではなくウニをそのまま使用。塩ウニをベースにしてトマトと生クリームと合わせています。ウニのツブツブ感も楽しめるパスタです。
 
 
 
 
これらセットメニューは1,000円札2枚あればじゅうぶんお釣りが戻ってきます。このリーズナブルさも嬉しい限り。カフェタイムにはウニや地元の食材などを使った創作料理やスイーツ類が登場し、夜のバータイムにはアルコールにあう、極上の「甘塩ウニ」やメニューにはない料理なども登場します。
 
 

窓の外に広がるのは流氷が押し寄せるオホーツク海!

「GVO」最大の強みは、お店の窓の外に広がる大海原の風景。真冬はぎっしりと流氷に覆われる海が目の前に広がります。どんなにお洒落なライヴバーやライヴハウスでも、美味しい創作ウニ料理のお店でも、これだけのロケーションを提供できるお店はそう簡単には見つからないのでは?
 
 
 
 
 
 
流氷がない時期でも眺めは絶景。海が陽光で輝く日中や茜色に染まる夕暮れ、漁火と月明かりに照らされる夜の風景も格別です。
 
知床の海を眺めつつ上質な音楽に耳を傾け、ウニ料理を味わう、こんな贅沢なひと時を過ごせます。知床にある大人の隠れ家で、ゆったりとした時間を愉しんでみませんか?