氷点下の夜に屋外でホルモン!北見厳寒の焼肉まつり

※この記事は2015年のものです。
 
最新情報については公式サイトをご確認ください。
 
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女満別空港から車で約40分。冬には強烈な寒さが訪れる北見(きたみ)市は、独自の焼肉文化を持つ街です。毎年2月上旬には「北見厳寒の焼肉まつり」を開催。氷点下の夜に屋外で焼肉とは、どれだけ好きなんでしょう!?北見人の焼肉に傾ける情熱をこの目で見ようと、まつりに参加してきました。当日の様子を、北見人焼肉大好きエピソードと合わせてご紹介します!
 

 
 
2015年の開催で16回目となった「北見厳寒の焼肉まつり」。転勤で北見に引っ越してきた支店長たち有志が、「北見の焼肉は他の地域に比べて安くておいしい。北見名物の〝寒さ〟と合わせてイベントにしたらどうだろう」と考えたのが始まりだったといいます。
 
取材日の夕方の気温はマイナス3度と(北見にしては)暖かかったのですが、前日はマイナス17度あったとか。当然、過去の焼肉まつりも、マイナス20度なんてざらだったそうで、北見人のそれでも焼肉を食べたい気持ち、そして厳寒耐性に驚くばかりです。
 
開始は17時30分。少し早く会場に出向くと、むくむくに着込んだスタッフ達が、七輪や炭の準備をしていました。
 

 

 
 
「全身を覆ってしまうので、現場では誰が誰だかわからなくなるんですよ」と笑う北見市役所の方。当日はどんな服装で挑めばよいのかアドバイスをもらったので、下記にまとめます。
 
・「寒さは足からくるので、まずは足を暖めること」。毛糸の靴下は2枚履きし、長靴やスノーブーツにはカイロを。
 
・スキーウェアやダウンでの参加が多いが、匂いが気になる人はその上にビニールのレインウェアなどを羽織るといい。
 
・「帽子をかぶっていない人は見たことがない」。毛糸で耳までしっかり防寒を。そして首は、ネックウォーマーやマフラーで暖めること。雪が降る年もあるのでフリースではNG、毛糸がベスト。
 
・防寒と関係ないけど、最近の流行はヘッドライト。「肉を食べる時に手元を照らせるため重宝する」。
 
ちなみに私の恰好は、機能性インナーやらセーターの重ね着やら思いつく限りの厚着でしたが、1時間を過ぎるとこれでも少し寒かったです。
 
 
 
 
まつりは、1,500円の前売りチケット(2015年現在)で、焼酎のお湯割り飲み放題と豚ホルモン、牛サガリ、豚ロース、北見産玉ねぎ各1人前が付きます。肉は追加で買うことができ、またビールも販売しています。
 

 
 
 
 
 
 
ステージからの乾杯の合図でみなさん一斉に肉を焼き始めます。
会場の様子はこちらです!
 

 

 

 

 

 

 
 
毎年とても冷えるので、飲み物やタレは凍ってしまうそうですが、今年は比較的あたたかく、いずれも適温(?)。みなさん元気いっぱいで、休みなく肉を焼いては、お酒も飲み続けていました。
 
地元のアーティストのミニライブや抽選会も行われ、また、フルーツが無料で振る舞われたり、ティッシュやカイロが配られたり、充実の2時間30分。満足度の高いイベントです。
 
ここで、北見市在住のヤキニキスト、西野寛明さんにお話を聞くことにしましょう。
 
西野さんは、北見市出身。大学卒業後は東京で証券マンをしていましたが、焼肉が好き過ぎてUターン。現在、北見でマーケティングのお仕事をしつつ、北見焼肉のPRをしています。
 
 
 
 
── 北見人の焼肉大好きエピソードを教えてください
西野:「週1で食べるのは当たり前、中には週5という強者もいます。夜だけでなくランチでも食べるのが普通で、お子様連れの若いお母さんからシニア層のサークルまで、幅広い世代が昼焼肉を楽しんでいます」
 
── 北見の焼肉の特徴は?
西野:「牛サガリと豚ホルモンが2大メインです。脂っこくないし、くどくないので、毎日食べられるんじゃないでしょうか。また、味付けをしない〝生〟の状態で出てくるのが特徴ですね。塩か各店の自家製ダレで食べるのですが、その多くは加熱されていない生ダレなんですよ。これもめずらしいでしょ。しょう油や果物、玉ねぎをベースに作っている店舗が主流で、味はフルーティで甘口です」
 

 
 
── 家でも焼肉をするのですか
西野:「もちろんです。北見の焼肉は炭火焼き。一家に1台は七輪やコンロを所有しています。家の中でも外でもするのですが、夏は、夕方になるとどこからともなく肉を焼く香ばしい匂いが漂い、連鎖反応でみんな焼き始めるという(笑)。スーパーマーケットには焼肉コーナーがあるし、夏なら炭を売っているコンビニも。生ダレを作る家庭もみられますね」
 
── このまつりのように、冬も外でする人がいるんですか
西野:「冬も外でする人はいます。みなさん、食べたくなっちゃうんですよね、好きで。車庫や、焼肉専用の小屋を持っているご家庭もありますね」
 


 
── 3次会で焼肉、という噂は本当ですか?
西野:「1次会で焼肉、2次会でスナックやバー、そして小腹が空いた3次会でも焼肉、は全然普通のことです。ちなみに北見市には焼肉店が60~70店舗もあるんですよ」

 
どうやら、焼肉には北見人にとってソウルフードのよう。独特の文化があり、おもしろいですね。
 
みなさんも出張や旅行の時には、この北見の味を楽しんでくださいね。そしてオホーツクの流氷観光の折には、ちょっと寄り道して「北見厳寒の焼肉まつり」にもぜひご参加を! 
 

 
 

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