「ゴッコ鍋」今がおいしい季節!冬魚のあったか料理(2)

黒いゴムマリのような体つきとつぶらな瞳が、愛嬌たっぷり。「ゴッコ」は主に道南地方で漁獲がある深海魚です。「布袋魚(ほていうお)」というめでたい本名にもかかわらず、地方名が圧倒的な知名度を誇ります。産卵のため、浅瀬にやってくる冬~初春にかけてが漁期です。
 
 
 
 
このゴッコを札幌で味わうなら、「開陽亭」南5西6店がお薦めです。というのも、こちらのオーナーは函館出身。今回ご紹介するゴッコ鍋のほか、ゴッコのから揚げ、ゴッコの干物など、道南で愛されているゴッコ料理を揃えているからです。
 
「ゴッコはぬめりをいかに取るかがポイントです」と、店長の岡村健士郎さん。熱湯をかけて湯霜にするとぬめりがきれいに取れ、雑味がなくおいしく仕上がるのだそう。
 
 
 
 
ゴッコをぶつ切りにして、野菜と一緒に煮込みますが、絶対欠かせない具材が生ノリ。これがなければ味が締まりません。
 
 
 
 
北海道の浜では、「北の魚はみったくない(不細工な)ほど旨い」とよくいわれます。真っ黒なゴッコは少しグロテスクに感じるかもしれませんが、淡白な身を覆うゼラチン質のぷるるんとした皮がおいしいのです。このぷるぷる感は、冬のお肌の味方にもなってくれそう。たっぷりの卵のコクとプチプチ食感も、良いアクセントに。意外にさっぱり味わえる肝も、取り合い必至です。
 
 
 
 
ゴッコはアクが強い分、旨味のしっかりした出汁がでます。醤油仕立てのゴッコ鍋は、身も心も温まる冬の旬味。ほっとするおいしさです。具材を食べたら、お約束の雑炊タイム!出汁のおいしさをまとったご飯は最高です。この機会を逃すと、来年まで出会えない旬の味わいをぜひ。
 
そうそう、開陽亭といえば、函館直送の「活いかおどり造り」と並ぶ、名物の「うにぎり」も忘れてはいけません。ご飯の上には塩水ウニがた~っぷり。なんて贅沢なおにぎりでしょう。ご飯の量を選ぶことができて、お値段変わらず580円(70g~200g)。こちらもお見逃しなく!
 
 
 
 
ゴッコ鍋は例年1月~3月半ばまでの期間限定品。1人前860円で、1人前からオーダー可能なのが嬉しいですね。雑炊の場合はプラス300円です。荒天で入荷がない場合もあるので、予約が確実です。
 
 



 

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