流氷のオホーツク海沿いをのんびり走る「流氷ノロッコ号」

 
 
JR北海道の流氷ノロッコ号は、釧網(せんもう)線の網走駅から知床斜里(しれとこしゃり)駅の間で運転されている臨時列車。流氷が押し寄せるオホーツク海沿いをのんびり走ります。
最初に走り始めたのは1990(平成2)年。それ以来、毎年真冬に運転される、人気の流氷観光列車です。
 
 

釧網線を走るノロッコ号って?

釧網線は網走と釧路を結ぶJR北海道の鉄道路線です。沿線には流氷が押し寄せるオホーツク海、世界遺産の知床、摩周湖、川湯温泉、釧路湿原など、観光名所が多数あります。
その中でも、網走~知床斜里間はオホーツク海に沿って鉄路が伸びる風光明媚な区間の一つ。車窓に広がる流氷の海をゆっくり楽しみながら乗車できる観光列車として、流氷ノロッコ号が走っています。
 
 
 
 
ノロッコ号の「ノロッコ」とは、スピードが遅いことを表す「のろい」と、トロッコ列車の「トロッコ」を掛け合わせた造語です。
この列車は新幹線や特急列車のようにスピードは求められていません。車窓をのんびり楽しんでもらうため、かなりゆっくり走るのが特徴です。1日2往復、計4本走りますが、途中の北浜駅では観光時間として10分程度停車する列車もあります。
 
 

ノロッコ号の車内は車窓を楽しみやすいように特別仕様!

車窓を楽しめるよう車内はとても独創的な作りをしています。
 
 
 
 
天井近くまで広がる大きな窓。そして、車内の左右で席の形状が全く異なります。
ベンチの形をした椅子は、流氷が押し寄せるオホーツク海側にあります。ボックス席は海とは反対側です。人気があるのは当然ベンチ席。窓に向かって座れるので、子どものように靴を脱いで窓にかぶりついて見学する必要はありません。
反対側のボックス席でもがっかりする必要はありません。海の眺めはベンチ席側ですが、白鳥が飛来している濤沸(とうふつ)湖はボックス席側に見えます。それに、この列車の窓は通常の一般的な列車の窓よりも大きいので反対側の景色も眺めやすいです。
 
 

2015年のノロッコ号は? 

 
 
毎年冬の観光で恒例となった流氷ノロッコ号、2015年で25周年を迎えます。25周年を記念したヘッドマークが作られ、2015年はこの限定版のヘッドマークを掲げて走行しています。
列車は客車が5両。このうち指定席は3両です。指定席車両のうち1両には売店もあり、流氷ノロッコ号の記念品などが販売されています。自由席2両のうち1両はベンチ席や6人ボックス席ではなく、4人ボックス席が並ぶ昔ながらの客車列車のスタイルです。
 
乗車には、指定席なら乗車券と指定券、自由席なら乗車券だけ必要です。指定席、特に大きな窓に向いて座れるベンチ席は人気があるので、切符購入はお早めに!
ゆっくりゴトンゴトンと走る流氷ノロッコ号で、流氷観光を楽しみませんか?
 
 

関連リンク

流氷ノロッコ号 2015年 運転情報