2012年11月26日 | 孫田 二規子

浜の母さんの味「ほっけのつみれ汁」/羅臼町

漁師の奥さんは、みんな作れるんでないかい」
「おばあちゃんやお母さんに習うしょ」
「私は札幌から嫁いできたので、義母が教えてくれました」

「ほっけのつみれ汁」について訊ねると、そう口々に語ってくれたのは、羅臼漁業協同組合の女性部のみなさま。すなわち漁師の奥さまたちです。

羅臼町で「ほっけのつみれ汁」は、とてもポピュラーな食べ物。味は家庭によってしょう油やみそと異なり、入れる具材もさまざまだといいます。

作り方を、同組合女性部のみなさまに教わってきました。

 

ほっけのつみれ汁の作り方

ほっけのつみれ汁、羅臼、羅臼漁業協同組合女性部▲生のホッケです。道外の方はなかなか見る機会がないのでは?


(1)頭とはらわたを取ったホッケを3枚おろしにし、最後に皮をはがす。身だけになったらフードプロセッサーに20秒間かける。
ほっけのつみれ汁、羅臼、羅臼漁業協同組合女性部▲素晴らしい包丁さばきに感動! 出刃包丁でなく、マキリ(漁に使う小刀)でもできるというからすごいです!


(2)すり身を擂り鉢に移し、玉子、おろした長いも、酒を加えたらすりこぎでする。
ほっけのつみれ汁、羅臼、羅臼漁業協同組合女性部▲今はフードプロセッサーがあるため、包丁で叩く作業がなくなり、随分と作るのが楽になったそう


(3)私も挑戦。ごりごりごりごり。力と根気が必要です。
ほっけのつみれ汁、羅臼、羅臼漁業協同組合女性部▲「コツは混ぜるのじゃなく“する"こと。これで粘りが出ておいしくなるのよ」とお母さん。「はい!」


(4)固さを見ながら水、片栗粉、塩を投入。さらにすり、全体がぽってりとしてきたらOK。
ほっけのつみれ汁、羅臼、羅臼漁業協同組合女性部

(5)完成したすり身は、沸騰したダシ汁の中へ。
ほっけのつみれ汁、羅臼、羅臼漁業協同組合女性部▲きれいな黄金色のダシは、羅臼昆布と羅臼産鮭節で取ったものです


(6)しょう油と塩で味付け。
ほっけのつみれ汁、羅臼、羅臼漁業協同組合女性部

(7)盛り付けてネギを飾ればできあがり!
ほっけのつみれ汁、羅臼、羅臼漁業協同組合女性部

早速アツアツを食べて見ると、つみれがふわふわのぷりぷりで、おいしい! ほっけやダシの風味が生きたおつゆも、全部飲み干してしまいました。

それにしても、女性部のみなさまの仕事能力の高さといったら! 手際が良くテキパキとしていて、とてもかっこよかったです。そんな“働き者の母さんカルチャー"も、味と一緒に受け継がれていくのでしょう。


ほっけのつみれ汁、羅臼、羅臼漁業協同組合女性部▲すり身作りの合間に、女性部で研究、開発した羅臼昆布と鮭節の瓶詰め「めなしの恵み」を作っていたみなさま。家のしょう油を入れておけば、ダシしょう油になるというお土産品です。道の駅「知床・らうす」隣接「羅臼漁業協同組合 直営店 海鮮工房」などで売っています。


ほっけのつみれ汁、羅臼、羅臼漁業協同組合女性部
 
取材協力/羅臼漁業協同組合女性部

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