いろいろな料理に!函館の海藻を使った「オーガニックケルプ」の調味料

 
 
昆布をはじめ函館の海で育つ海藻、手づくりの海水塩、北海道産の素材を組み合わせたシーズニングソルトなど様々な商品を開発。海藻の新しい食べ方を提案しているのが、函館の隣町・七飯(ななえ)町に工房を構える「オーガニックケルプ」です。
 
 

海藻を手軽に使える身近な食材に

話を聞かせてくれたのは、合同会社オーガニックケルプ代表の吉川誠さん。2009年に同社を立ち上げる以前から、吉川さんは海藻類・海辺の環境等に関する調査に携わってきました。そのなかで、函館の東部・椴法華(とどほっけ)地区の海岸で行われた、北海道大学水産学部によるフィールドワークに参加。地域に多様な海藻が生育していることを知ったことが、商品開発のそもそものきっかけだったといいます。
 
 
 
 
「海藻もハーブのように使い分けることができたら面白いのでは?」。そうした発想から、添加物を使わずなおかつ家庭で手間なく使えるものをと、粉末にしたり粗挽きにしたり、加工方法を試行しながら開発に取り組んできました。
「たとえば昆布なら料理のだしや昆布巻などにして地域で食べられていますが、伝統食材として扱われるだけではもったいないなと。もっと食卓にのぼる機会が増えれば、海藻の見方が変わるんじゃないかと思いまして」。
 
その海藻と合わせる塩も同じ海の水でつくりたいと椴法華に製塩所を構え、薪窯で塩を焚いています。1回に使用する海水は300〜400リットル。丸1日かけて焚き、8〜10キロの塩にするそうです。
 
 
 
 

食材や料理に振りかけて旨味をプラス

函館産の海藻と海水塩のほか、ブレンドする素材もコショウ以外はほぼ北海道産のもの。シーズニングソルト、ハーブを合わせたもの、ふりかけ、ごはんの素など商品はいろいろです。「旨味としてほかの食材をつないでくれるのが海藻の魅力。脇役として楽しく使って味わってもらえたら」と吉川さん。
いろいろと使い勝手があるのでひとつ置いておくと重宝して、使ってみるとあれこれ揃えたくなりますよ。
 
 
 
 
たとえばスープストックの「鮭節と海藻が薫るスープブレンド」は、ポトフの味つけや卵焼きのだしとしても使え、「青じそと昆布が薫る天ぷら用ブレンド」は、天婦羅のつけ塩としてはもちろんパスタなどにも活躍。「鮭節とマッシュルーム風味の海藻ふりかけ」は、あたたかいごはんにのせると海の香りがほんのり。お茶づけにもいいですよ。
 
 
 
 
 
 
温野菜の味つけや、トマト系の煮込み料理の仕上げに便利なのが「ハーブミックス」。ライターchikkiはお肉や魚のソテーにも使っています。
 
 
 
 
海藻ふりかけ、ハーブミックスなどは、クリームチーズとも相性ぴったり。それぞれをクリームチーズに混ぜてバゲットにのせて食べてみました。簡単でおいしくて楽しくて、おすすめです!
 
 
 
 
 
 
「オーガニックケルプ」という社名には、「有機的なつながり」という思いが込められているそう。吉川さんは、「研究者や生産者の漁師さん・農家さん、いろんな人のつながりで商品ができています。そのつながりを通して、様々な角度から海藻の魅力を発信し続けていきたい」と話してくれました。
 
 
 
 
商品はオーガニックケルプのホームページからお取り寄せが可能です。七飯町にある工房のほか、札幌では「きたキッチン」、「HUGマート」、「北海道どさんこプラザ」、「北海道farm's(ファームズ)」などで購入できるそうです。気になった方は、ぜひ使ってみてくださいね。また、北海道のお土産としても喜んでもらえそうですよ。
 
 

関連記事

毎日の食卓においしい道産品を!「きたキッチン オーロラタウン店」
じゃがいも、漬物、ジャム、ヨーグルトまで、生産者の顔が見えるデイリーマート「HUGマート」
道内のおいしいものが大集合!「北海道farm's(ファームズ)」
十勝の恵みで育ったマッシュルーム。「とかちマッシュ」/帯広市・鎌田きのこ