雪の女王になった気分?!瀟洒な建物が素敵な旭川「雪の美術館」

大雪山で降る雪が北海道で一番きれいだから、たくさんの人に見てもらいたい。そんな創設者の思いで建てられた旭川市の「雪の美術館」は、雪の美しさをじっくり観賞できる北海道内でもめずらしい施設です。
 
 
 
 
創設者は、北海道を代表する染織工芸、優佳良織(ゆうからおり)の創始者、木内綾さん(大正13年〜平成18年)。建物は「優佳良織工芸館」「国際染織美術館」と並び、北海道伝統美術工芸村の敷地内に立っています。
 
 
 
 
特筆すべきは、雪の結晶のモチーフを随所に配した建物や室内装飾の美しさ。これには感激ですよ! 2014年に大ヒットし、2015年には続編の公開を予定しているというアニメ映画の世界観にもそっくりなことから、最近では海外からのお客さんも増えたといいます。
 
では早速、中を見てみましょう! 
 
 
 
 
入口を入ると地下18mのフロアへ降りていく長い階段があります。
 
室内はビサンチン建築様式を取り入れた中世ヨーロッパのお城をイメージしているため、現代から中世にタイムスリップする…そんな意味を込めた演出だそう。
 
ちなみに階段は真上から見ると、雪の結晶を摸した六角形の螺旋状です。
 
 
 
 
最初のアトラクションの氷の回廊は、地下水を噴射して作ったという氷を展示。室内は15度に保たれていますが、ガラスの向こうはマイナス12度。美しい造形を楽しませてくれます。
 
 
 
 
そして雪の結晶の写真を展示した、スノークリスタルミュージアム。雪の結晶は同じものはありません。それを大雪山で20数年かけて5,000枚ほど撮影し、その中から選りすぐりの200枚を展示しています。
 
ライトアップで、床への映り込みもきれい。館内の床はすべて本物の大理石を使っているそうですよ。
 
 
 
 
最近はウェディング会場としても大人気だという音楽堂は、7人の画家で手がけたという空を描いた2万8,000号(ハガキ2万8,000枚分)の天上画が見事です。地下の青空。とても気持ちがいいです。
 
 
 
 
美しいいすも照明も、ここにあるものはすべてオリジナル。
 
そして耳を澄ますと、気持ちやすらぐ水の流れる音が聞こえます。CDだと思いきや、ステージの前で実際に流していました。なんという徹底ぶり!
 
 
 
 
音楽堂の後ろの披露宴にも使われるという雪の館のいすには、優佳良織の作品のひとつ「雪の紋章」がはめ込まれていました。
 
 
 
 
 
 
この部屋の絨毯は1枚ものだというから驚き。もちろん特注です、オリジナルです。
 
ここを含めた館内すべてのザラザラとした質感の壁は、砕いたガラスをつけてキラキラと反射させ、積もった雪をイメージしているそう。
 
また、よーく見てみると、随所に雪の結晶をモチーフにした装飾が見られ、そのこだわりっぷりは、さすが北海道を代表する芸術家。妥協は一切感じられません。みなさんも探してみてくださいね!
 
 
 
 
そんな完成度の高い素敵空間で写真を撮りたい女性のみなさん! なんときれいなドレスに身を包んで撮影ができますよ。その名も「スノーナお姫様体験」(ひとり3,000円~4,000円)。
 
ドレスは50種前後はありましょうか。実際にブライダルで使っていたドレスなので、色もデザインもバリエーション豊富で、ティアラなどきらきら小物の貸し出しも。
 
最近の人気は前述したアニメ映画の主人公のドレスに似た、ブルーのドレスだそう。
 
 
 
 
ここで撮影して、アルバムにしてもらえますので、館内をじっくり観賞したあとの最後の締めにどうぞ!
 
 
 
 
微に入り細を穿った設えの雪の美術館は、見終わったあとの満足度がとても高いです。旭川へのドライブや旅行の際には、ぜひ行ってみてくださいね!