函館と北斗の人に質問「青森のことどう思っている?」新幹線企画(2)

今年10月に「H5」系の車両が函館に上陸するなど、2016年3月の開業に向けて、いよいよ現実味を帯びてきた北海道新幹線。開業後は函館と青森がグンと近くなるわけですが、そもそも函館と青森の関係性って?函館の人は青森をどう見ている?函館と北斗に住む3人に話を伺いました。
 
 
 
 

「小さい頃から買い物は青森へ。有名な店はみんな青森で知りました」

 
 
「青函トンネルがあったおかげで、青森は遠い場所だという意識がありません。北海道の中心都市は札幌という認識が一般的かも知れませんが、私たちは札幌よりも、青森や関東の方を見ていました。例えば我が家では小さい頃から、洋服や電化製品の買い物は、青森に出かけていたんですよ。ハンバーガーショップなど有名な店は、みんな青森で知りました」。
 
 
 
 
「新幹線開業はビジネスのチャンスです。北斗市に来てもらう、というよりは、こちらから行く、という感じかな。もし、うちの店をもう1店舗出すなら、札幌ではなく仙台あたりがいいですね。北海道ブランドで勝負できますから」。
 
 

「〝な、どさ〟〝ゆさ〟祖父は、青森の方言を使っていました」

 
 
「修学旅行は、青森まで船で4時間かけて行きました。そのあと青函トンネルができて、移動距離が2時間に縮まりました。それが新幹線の開業でさらに半分の1時間に。しばらくしたら、もう少し短くなるみたいですね。時間だけ見たら〝通勤圏内〟です」
 
「私たち北海道民は、本州のことを〝内地〟と呼んでいるのですが、祖父はさらに札幌を〝奥地〟と言っていました(気を悪くされた方がいらっしゃったら、ごめんなさい!)。北海道の政治と行政の中心だった時代の意識がそのまま残っているのでしょう。函館の人は、我々が北海道を開拓した、という思いが強いものでね」
 
「言葉も札幌より、青森に近いんですよ。祖父は〝な(あなた)、どさ(どこ行くの)〟〝ゆさ(風呂に行く)〟という有名な青森の方言を、実際に使っていました。どこかで文化交流がなされていたのですね」。
 
 
 
 
「新幹線によって、青森が近くなるのは本当に嬉しいです。実は青函トンネルを開通させる時から新幹線開業は予定されていて、トンネルには、継ぎ目が少なくガタゴトしない、新幹線用のロングレールを敷いています。ですから私たちは、その頃からとても楽しみにしていたわけで、ようやく実現するなと感慨深くすらあります」。
 
「新函館北斗駅は田んぼの真ん中にある田舎の駅ですが、今後はここから道南全体の情報を発信していくつもりです。青森と道南の観光を一体化させることが理想。例えば花見も、弘前で見てから函館、なんていかがですか?」
 
 

「青森の人は町や地元への愛が深く、アツい。あのエネルギーは魅力的です」

 
 
「函館はそもそも、北海道じゃない空気感のある町です。住民は、もちろん札幌に行くこともあるけれど、映画やライブを観るために青森に行く機会も普通にあります。大学も、地元以外は、札幌より青森を含む本州から選ぶ人の方が多いんじゃないかな。かくいう私も東京の大学に進学しました」。
 
「平成18年から新幹線の開業対策事業を手がけており、2年前から、新幹線開業はこだて魅力創造ゼミナールを主催しています。最初の年は、青森県内で地域おこしに取り組んでいる方々が講師だったのですが、彼らの話を聞いて驚きました。みんな、アツいんです。各人の町や地元への愛が強く、深く、それが事業推進のエネルギーになっている。あのエネルギーは大変魅力的だな、と思いました。よくも悪くも土地のしがらみのない北海道とは、少し違いますよね」
 
 

 
「今後は道南と青森を津軽海峡圏というひとつのエリアにし、経済の活性化に繋げていきたいです。青森と函館が、相互に送客しあうような関係を築いていけたらいいですね。ビジネスマッチングで、人と物の両方の交流を増やしたいと考えています」。
 
「現在、仕事で青森に行く機会が多いのですが、とてもいいところなので、いずれ家族で観光に行きたいと思っています。新幹線という便利なインフラを、ぜひとも活用していきたいです」。
 
 


 

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