上富良野町でサガリと言えば豚肉!豚サガリとは?

 
 
「豚サガリ」って知っていますか?一般的に「サガリ」といえば牛肉ですよね。でも、上富良野町では「サガリ」といえば豚!地元の豚肉「かみふらのポーク」の「豚サガリ」を提供している町内の焼肉店を訪ねました。
 
今回訪ねたお店は、上富良野町の街中にある谷口精肉店と、直営焼肉店の焼肉秀(ひで)です。地元はもとより近隣市町村から訪れる人も多いという人気の焼肉店です。
 
 
 
 

かみふらのポークって?豚サガリって??

かみふらのポークとは町内数戸の生産者が作った豚肉。飼料に麦を10%以上配合することで締まりの良い肉質にしているそうです。かみふらのポークの中でも地養豚は、地養素という木酢液の入った飼料を食べさせ、疲労物質である乳酸をできにくくした、ストレスの少ない健康に育った豚のお肉。一般の豚肉と美味しさが全く違います。
 
スライスする前の豚サガリを見せてもらいました。
 
 
 
 
豚サガリとは豚の横隔膜のこと。内臓を処理する際に取れるごくわずかな部位で、豚1頭から250~300グラム程度しか取れません。
豚を解体処理する時に枝肉にぶら下がるようについているので、「サガリ」という名前だそうです。牛肉でも「サガリ」と言いますが、「ハラミ」のほうが一般的な呼び方かもしれません。
 
なぜ上富良野町で「豚サガリ」が食べられるようになったのでしょうか。
 
 
 
 
今から50年近く前のこと。当時はまだ冷蔵施設が今ほどしっかりしていない時代だったため、枝肉にぶら下がる「サガリ」は傷みやすく出荷する時には外していました。外した肉をどうするか。屠畜場の職員がためしに薪ストーブで焼いて食べてみたところ美味しいと気づき、自分たちの賄飯や弁当として食べ始めたことが、上富良野で「豚サガリ」が広まるきっかけだったそうです。
新鮮であるからこそ口にすることができるお肉です。
 
 

上富良野町の豚サガリを食べてみる

焼肉秀で頂きました。生の味わいを楽しむ塩と、タレに漬け込まれた味付、2種類食べ比べ!
 
 
 
 
焼肉用にタレもありますが、何もつけなくても美味しく頂けます。「味付いているからそのまま食べて美味しいんだけど、焼肉店だから一応出しておこうかと、『お決まり』みたいなもんです」と店主。
では、まず塩から。
 
 
 
 
焼き方のポイントは、あまり焼きすぎないこと。豚肉なのでしっかり火を通さないといけませんが、こがさない程度でパッと何もつけずに食べてしまうのがベストです。
 
 
 
 
臭み、全くありません。少し焼きすぎかなと思う位でしたが、それでも軽い弾力が多少ありつつも柔らかく、口の中でふにゃりと噛み砕けると同時に肉の旨味が溢れてきました。肉そのものの味を楽しめます。
 
では次に味付を。
 
 
 
 
こちらも焼いたら、そのままアツアツお肉をフーフー言いながら食べてみました。
まろやか!味が濃くなく、ほどよく肉の旨味も感じられます。塩と同様、柔らかく旨味もたっぷり。
 
豚肉の産地ならではの豚食文化。新鮮だからこそ美味しく食べられる希少部位の「豚サガリ」。
さて、皆さんは食べてみるなら塩ですか?味付ですか?機会ありましたら、ぜひ一度上富良野町でご賞味を!