2014年10月28日 | 小砂 志津子

下川町の森でリフレッシュ!森林散策とプチ蒸留体験

独自の植生が美しい景観を生みだしているグリーンアイランド・北海道!道北にある下川町では、北海道を代表する樹・トドマツの蒸留体験や、ガイド付きの森林散策をすることができます。グリーンシーズンだけではなく、冬はスノーシューで森に入ることができるので、これからの季節もおすすめですよ!
 
 

森と暮らしの深い関係とは?

NPO法人森の生活の森林散策
▲紅葉がはじまった9月下旬の「体験の森」
 
 
散策と蒸留体験のガイドをしてくれたのは、町の90%が森林という下川町で「森のある暮らし」を広める活動をしている、「NPO法人森の生活」の富永紘光さん。
 
 
NPO法人森の生活の富永紘光さん
▲地元の子どもたちに森林環境教育も行っている富永紘光さん
 
 
森林体験の前に、活動の中で目指している「森のある暮らし」とは何かを伺ってみました。
「森の近くに住んでいなくても、私たちの暮らしの中には、森に関係するものがたくさんあります。山でろ過された川の水、山菜、木材など。自然サイクルがまわっているのも森があるからこそ。その中に、自分たち人間も含まれていると思うのです。下川の基幹産業は林業で、昔から植林をし、間伐材を活用することで、森を守ってきました。そんな林業の町・下川だからこそ、人と森のより良い関係を育んでいくことができると思っています」
 
 

五感フル活用の森林散策

私たちは森の恩恵をたくさん受けて暮らしているのですね。
森と人との繋がりが分かったところで、まずは森林散策からスタートです!
下川町の五味温泉のすぐ裏にある「体験の森」にやってきました。
 
 
体験の森
▲針広混交林が広がる「体験の森」
 
 
空気が気持ち良いー!秋も深まりはじめた森の中、足元にはドングリやクルミがたくさん落ちています。ココにも、ココにも。気がつけば、宝探しのようにドングリやクルミ拾いに夢中。このような種が、次世代の木として育っていくのですね。
 
 
森の散策で拾ったドングリとクルミ
▲森の散策で拾ったドングリとクルミ
 
 
森の散策途中で見つけた木の洞
▲リスの仕業?小さな木の洞にクルミが隠されている
 
 
森の散策で見つけた山ブドウ
▲秋の味覚発見!山ブドウは散策のおやつに
 
 
キタキツネ
▲草やぶから突然現れた、まだ幼いキツネ
 
 
森の中は発見のオンパレード。よく耳を澄ますとコココココ、コココココという音が。クマゲラかアカゲラが、木を突いているのでしょうか。その姿を見ることはできませんでしたが、ドラミングの音が森の中に響きわたっていました。見たり、聴いたり、味わったり、五感をフルに活用する森の散策は、飽きることがありません。
続いては、北海道産モミの木・トドマツの森へ。
 
 

トドマツは天然のアロマ

北海道産モミの木・トドマツ
▲材木として使用されているトドマツ。間伐などの手入れは欠かせないのだとか
 
 
トドマツは、クリスマスツリーで使うモミの木の仲間。北海道、南千島、樺太に分布しています。
下川町では林業の町である特性を活かし、トドマツの間伐材を使ったエッセンシャルオイルを製造。今では、町の特産品のひとつになっています。
 
トドマツはどのような香りがするのでしょうか?葉をこすると、柑橘系のフレグランスのような上品でステキな香りが!
トドマツの香気成分には「酢酸ボルニル(ボルニルアセテート)」をはじめ「カンフェン」、「α-ピネン」、「β-フェランドレン」など多数の微量成分が含まれており、抗菌・抗ウイルス、空気を浄化しきれいにする作用や、気持ちを落ち着かせる作用があるそうですよ。
 
 

トドマツのエッセンシャルオイル作り

続いて、森の生活の事務所でトドマツのエッセンシャルオイル作りに挑戦です。
 
 
トドマツ蒸留体験
▲ハーブオイルメーカーに、トドマツの細い枝と葉を詰めこむ
 
 
トドマツ蒸留体験
▲ハーブオイルメーカーを熱して蒸留開始!
 
 
蒸留してできた芳香蒸留水と、エッセンシャルオイルをスポイトでとって、完成!
枝葉2本分で、芳香蒸留水は300mlほど、エッセンシャルオイルは3mlほどとることができました。
 
 
Photo11△芳香蒸留水とエッセンシャルオイル
▲芳香蒸留水とエッセンシャルオイルは持ち帰ることができる
 
 
エッセンシャルオイルは香りを楽しみ、芳香蒸留水は、お風呂の中に入れてアロマバスとして楽しんだり、自然の化粧水として使うこともできるそうです。
 
トドマツのエッセンシャルオイルは、下川町「株式会社フプの森」でネット販売もされています。
興味のある方はぜひどうぞ。
 
 
フプの森販売のエッセンシャルオイル
▲株式会社フプの森が製造販売する「北海道モミ エッセンシャルオイル スタンダード」(5ml/1,944円)
 
 

「環境未来都市」下川町の取り組み

NPO法人森の生活では、森林散策や蒸留体験のほかに、森林セルフケアコーディネーターによる「森林セルフケア」を1年中行っています。森林セルフケアとは、五感を研ぎ澄ませ、ゆったりとした呼吸法を行うことで、気持ちを落ち着かせて健康を取りもどすというもの。冬はスノーシューを履いて、森林散策や森林セルフケアの体験ができますよ。
今回紹介した森林散策やトドマツの蒸留体験も、通年で体験することができます。詳しくは、NPO法人森の生活のホームページをご覧ください。
 
下川町は、政府が認定する「環境未来都市」。森の恵みを余すことなく活用するため、端材などを木質バイオマスボイラーのエネルギー源としても活用しています。森の恵みについての理解をより深めることのできる、無料モニターツアーが1月25日に開催されます。その中で、スノーシューを履いて森の中を散策するプログラムも体験することができますので、ぜひ参加してみてくださいね。
 
 
 

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