景色がみるみる変化!砂でできた島、根室春国岱を歩く

北海道東部に広がる海沿いのまち、根室市には、風蓮湖と太平洋に挟まれた春国岱(しゅんくにたい)という砂の島があります。小さいながらも自然環境は多様で、そこから生まれた景色は幻想的。木道を歩くと景色がみるみる変わります。
 
 
 
 
春国岱は根室半島の付け根に位置する長さ約8km、広さ約600haの海に突き出た砂州です。広葉樹林、針葉樹林、草原、湿原、湖沼・川、干潟、塩湿地という7つの自然環境から成り、3方を囲む海から流れてくる霧の影響で1年を通して気温は低め。地形は平坦です。
 
奇跡の島とも呼ばれていますが、その理由は3つ。
 
・知床方面から海流に乗って運ばれてきた砂が、数千年かけて現在のような地形を作ったこと。
・砂でできた島に草木が生育し、不思議な光景を生み出したこと。
・そして、市街地からほど近い場所であるにも関わらず、手つかずの自然が残されていること。
 
さまざまな自然環境がバランスよく営まれており、これまでに確認された野鳥は260種。渡り鳥の中継地としても有名です。
 
そんな春国岱の草原、湿原、森の景色を楽しめる木道を歩いてきました。
 
 

草原地帯

駐車場からすぐの自然散策路入口から600mほどは、草原地帯が続きます。木道の右には草原とオホーツク海、左には風蓮湖。風光明媚です。
 
 
 
 
湖と海の狭間では、アサリ漁をしている人の姿が見られました。すぐそばにはタンチョウやサギ、カモメがいてびっくり。それぞれが暗黙のルールを守り、仲良く(?)共存しているようです。
 
 
 
 
足元には海水のある場所にしか生育しないという、赤い色をしたアッケシソウも見られました。別名をサンゴソウと言います。
 
 
 
 
また、アオサギの足跡も。
 
 
 
 

湿原地帯

橋を渡ると、今度は湿原地帯です。
 
 
 
 
さきほどまで見えていたものとは異なり、木道の脇には、緑と水でつくられた地図のような不思議な光景が広がります。
 
 
 
 
 
 
途中の分岐点を左に進み、お次は森のエリアへ。
 
 

森地帯

またもや景色ががらりと変わり、チラホラと立ち枯れた木が出現。
 
 
 
 
枯れていない松も現れ、どんどん険しくなっていきます。
 
 
 
 
そして、なんでしょうこれは! 松が根からひっくり返っているではありませんか!!
 
 
 
 
この迫力、伝わりますか? 根と土が一体化し、壁になっています。
 
 
 
 
倒木もたくさん。一体何があったんでしょう? 巨大生物が餌を探しに…ではなく、どうやら強風の影響のようです。
 
 
 
 
そのまま歩いて行くと、終点。このあたりはシダも生い茂り、映画「ジュラシック・パーク」の世界のようでした。
 
 
 
 
片道1.5km程でしたが、盛りだくさんの内容に満腹。都会で暮らしていたらまるで想像もつかない異次元チックな風景が代わる代わる現れ、感動しました。
 
近郊には、これまた独特の景観が楽しめる野付半島や霧多布湿原もあります。次の長期休みは、道東の湿原を歩く旅なんていかがですか?