江差町の五勝手屋本舗で限定の丸缶羊羹と和菓子を

 
 
北海道を代表する和菓子の一つ、五勝手屋(ごかってや)本舗の丸缶羊羹。空港などのお土産店ではお馴染みの商品ですが、江差町にある本店には丸缶羊羹をはじめ限定の商品が多数並んでいました。
 
 

食べやすさを追求した、五勝手屋本舗の丸缶羊羹

赤い丸筒が印象的な丸缶羊羹。
筒の上にある蓋を外し、容器の底を押し上げて食べる量だけ容器から出し、容器上部についている紐で容器を一周させるように回して切り取って食べます。お皿に盛ることなく、筒から切り出して直接食べることができます。列車の旅など包丁やお皿も用意できないところでも手軽に食べやすいように、と作られたそうです。まさに、旅のお供です。
 
 
 
 
五勝手屋本舗の創業は1870(明治3)年。創業当時の商品は流し羊羹(棒状の羊羹)が中心で、丸い筒に入った羊羹が登場したのは1938(昭和13)年から。当初は羊羹を切るための竹ベラもセットになっていたそうですが、1955(昭和30)年頃からは今のように紐付きとなりました。
食べやすさを考え作り出された丸缶羊羹、基本的な構造は変わらず今日まで続いています。
 
 

五勝手屋本舗本店には季節限定商品や特別なパッケージも!

江差町の街中にある五勝手屋本舗の本店を訪ねてみました。
赤いパッケージの丸い筒の羊羹のイメージが強いのですが、お店には丸缶羊羹はもちろん、流し羊羹や最中、カステラをはじめ、上生菓子や焼き菓子、せんべい類など数多くの和菓子が並んでいました。
 
 
 
 
本店ならではの商品もあります。その一つが、季節限定商品の数々です。
 
 
 
 
春限定のさくら羊羹は、毎年桜が咲く5月前後に発売される丸缶羊羹。通常の丸缶羊羹は金時豆を使用していますが、さくら羊羹は大福豆を使用しています。
中身は既存の羊羹と一緒ですが、パッケージを変えたこんな商品もありました。
 
 
 
 
JR江差線の廃止記念パッケージです。鉄道ファンの方にとっては貴重なコレクションになるかもしれませんが、今はもう販売されていないのであしからず…。
羊羹以外でも季節限定商品はあります。
 
 
 
 
母の日にはカーネーションの花束の形をした最中、秋には栗蒸し羊羹、バレンタインにはハート形の羊羹、夏には姥神大神宮渡御祭をイメージした包装など、季節や時期ごとに特徴的な商品やパッケージが登場します。
地元の常連さんは、季節ごとに登場する商品がたくさんあるので、和菓子の宝探しをしに来ているようだと言っていました。
 
 

本店で歴史を感じ和菓子に舌鼓

本店は1983(昭和58)年に改築された店舗ですが、この地に刻まれた長い歴史の証が店内に残されています。
1Fから2Fに上がっている階段。階段の脇には明治時代に建っていた建物の大黒柱がそのまま残され、階段の踊り場には落雁など和菓子を作る際に使用された木型が展示されています。
 
 
 
 
 
 
階段を上がり2Fに上がると、休憩スペースになっています。買い物をした方は自由にここを利用することができます。お茶もあるので、1Fで買った商品を2Fでゆったり食べられます。
 
 
 
 
休憩スペースの脇にあるガラスケースには、五勝手屋本舗の歴史にまつわる資料も展示してあります。窓の外は江差町の目抜き通りが見え、夏に開催される姥神大神宮渡御祭では絶好の見学スポットです。
 
 
 
 
最近は各地のお土産店や百貨店で目にすることが多くなった五勝手屋本舗の丸缶羊羹。江差町の本店へ訪れると、丸缶羊羹だけではない和菓子の数々や季節限定の品々を楽しむこともできます。
いにしえの風情が残るお店を訪ね、宝探し気分で好みの和菓子を見つけ、食べてみませんか?