「北海道の馬文化」北海道各地:北海道遺産シリーズ(4)


 
皆さんは「ばん馬」を見たことがありますか?サラブレッドより体格が大きく、重い荷物をグングン引く姿。北海道の馬の歴史は古く、明治期には開拓の労働力として人々と苦労をともにしてきました。ばん馬は、開拓時代から昭和に至るまで農耕馬として活躍、その力を試した“お祭りばん馬”が「ばんえい競馬」に発展し、現在は、北海道帯広市のみでレースが開催されています。
 
 

 

 
レースは、途中に2か所の障害物がある全長200mのコースを、馬が鉄ソリをひいて走ります。
スピードだけではなく、馬の引く力と持久力、そして騎手のテクニックが勝ち負けのポイント。
速度は人間が歩くのと同じぐらい。コースの間近で見ることができるので、皆一緒に移動しながら、応援にも熱が入ります。
 
 

 
緑豊かな北の大地で、見上げるほどの馬体と力強く踏ん張る四肢が勇壮な「ばんえい競馬」。
レースは通年開催なのでこれからの時期も楽しむことができます。最近は家族連れや若い人の姿も多くなっています。
また、併設されている「とかちむら」では、産直市場や十勝の食材を活かした食事・スイーツが楽しめ、実り豊かな十勝の食に出逢うことができますよ♪
 
サラブレッドもまた北海道の馬文化の代表格です。全国の軽種馬生産の約8割は北海道の日高地方で占められているといわれており、日高地方の道路沿いに車を走らせるだけで、馬たちが草をはむ風景が当たり前のように広がっています。
すでに現役を退いた中央競馬のかつての名馬たちに会いに多くのファンも訪れます。

 

 
日高の門別競馬場では11月15日(木)、ホッカイドウ競馬のシーズン最後を締めくくるビッグレース「道営記念」が開催されます。
地元の特産品がたくさん揃う「ひだか特産市」などのイベントも行われます。
 
 

 
白い柵と放牧地、緑に映える厩舎と馬の親子…牧歌的でのびやかな景観は、北海道らしい象徴的なイメージともいえます。
 
そして、忘れてはいけないのが通称「どさんこ」で知られる北海道和種馬です。わが国の貴重な在来馬8品種の一つで、やや小型で強健、荷物を背に載せて運ぶのが得意な馬で、その能力により、北海道のきびしい環境下での開拓に大きな貢献をしてきました。
 
 
 
北海道にとって馬は人々の欠かせないパートナーとしてともに歩んできました。最近は自然の中を馬に乗って歩くホーストレッキングなども盛んに行われるようになっており、馬によって、楽しみを、癒しを、そして、新しい文化を生み出そうとしているといえるでしょう。
 
 

関連リンク

北海道和種馬保存協会
ばんえい十勝
ホッカイドウ競馬

 

北海道遺産

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