北見から発信!テレワークで働き方を変える - ラジオNIKKEI「北海道探究ラジオ」連動企画(13)

 
 
番組コンセプトは「北海道通になろう!」。ラジオNIKKEI第1で全国放送している番組「北海道探究ラジオ」連動企画の第13回は、北海道北見市から在宅勤務(テレワーク)の推進を発信する企業のトップにインタビュー。株式会社テレワークマネジメント 代表取締役 田澤由利さんの登場です。
 
 
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スタジオには株式会社テレワークマネジメント代表取締役 田澤由利さんをお迎えしました。
こんばんは!どうぞよろしくお願いします。
 
 
 
 
── さっそくですが、テレワークとはどういったものなのでしょうか?
「よく『電話の仕事ですか?』と言われることがあるんですが、そうではないんです。ただ、電話やテレビのように『テレ』という言葉を使うものと同じ意味を持っています。『テレ』とは、『離れた』という意味で、『テレワーク』とは『離れた場所で仕事をすること』。会社やお店、現場から離れたところで仕事をすることを広い意味で表しています。
 
── 新幹線などの移動の時にパソコンを持って仕事をしたり、家でお仕事をすることも全部、テレワークなんでしょうか?
「そうなんです。ずっと家にいたり、外にいたりと思われがちですが、定義があって、一週間のうちに8時間、離れた場所で仕事をしていれば、テレワークをしていることになります」。
 
── いま、テレワーク人口は、どのくらいなのでしょうか?
「インターネット、パソコン、スマホなどが普及するにあたってどんどん増えています。働く人の17.3%がテレワーカーという集計も出ています。ただ、テレワークの制度を導入している企業はまだまだ少ないというのが現状なんです」。
 
 
 
 
「地方も中小企業も全部入れると、なんと9.3%くらい。実際に5人に1人くらいはテレワーカーなのに、企業の導入率が低いというのはどういうことかわかりますか?」
 
── 在宅での残業ですか?
「それも多くあると思います。サービス在宅残業のように、会社でできなかった仕事を家に持ち帰ってしているのもテレワークしていることになるんです。ですから、私としては、これほどテレワーク可能な人が数字に出ているんですから、企業もきっちり制度として定めて、在宅勤務を許可したり、あるいは遠隔で働くことができるようになる社会になってほしいと思っています。安倍政権は発足以来、テレワークを推進して、去年あたりから政府の追い風が吹いていることを感じています。これから2020年の東京オリンピックまでの間に導入企業を2012年度比率で3倍にする、ちょっと期待しちゃいますね」。
 
 
 
 
── テレワーク導入で、具体的にどのような働き方が可能になるのでしょうか?
「例えば、普段は会社で勤務している子育て中の女性。保育園から『お子さん、熱が出ましたよ』という電話がかかってきて、早退することになる子育て中のお母さんは多いと思います。本当は働きたいのに、子育てを理由に、早退したり、翌日も休まなきゃいけない。本人も辛いし、周りの人たちも突然休まれると困っちゃいますよね。そんな時に、お子さんを迎えに行って帰宅し、寝かしつけてから、仕事の続きができる。普通の日でも、通勤時間を家族との時間に充てたりも出来ます。子育てするから、仕事の時間を減らすのではなく、通勤時間などを省いて、場所と時間を自由にすることで、しっかり働けるようにする、それが、子育てしながら働くための、一番、柔軟な働き方だと思っています」。
 
 
 
「当然、子育ては女性だけではありませんから、男性にとっても子育てに充てる時間が増えて、奥さんも助かるわけですね。やはりみんなで子育てできるようにするためには、働き方を変えていく必要があるのだと思います」。
 
── 介護の場面でも有用だとか。
「これからの時代は介護の問題が大きくのしかかってきます。昔は女性に任せておく傾向がありましたが、もう、そういう時代ではありませんよね。それに、介護しなければいけない人が増えている中、女性も働いているわけですから、働いている人が介護をしなければいけない状況が広がっていきます。そんな時に、会社にいないと仕事ができないとなると大変ですよね」。
 
── 最近、「介護離職」という言葉もクローズアップされていますし。
「特に40代50代の男性も、子育て中の女性の為だけと思わないで、柔軟な働き方に取り組まなくてはいけないし、また、そうしないと自分も働けなくなってしまうことを知ってもらえたらと思っています」。
 
 
 
 
── 北海道におけるテレワークの有用性は?
「北海道は実は、テレワーク導入が広がると、一番、メリットが出やすい地域だと私は思っています。広いということが理由です。道内を見ても札幌から私の住んでいる北見も遠い。テレワークが普及すれば、道東、道南、道北、どこにいても、札幌の会社で働くことができるかもしれないのです」。
 
 
 
 
「さらに北海道は全国的にも、みんなが住みたいと思う地域。Uターンはもちろん、北海道で子育てしたいと思っている人もたくさんいます。でも、みんな帰りたくても帰れない理由は仕事なんですよね。そこで、テレワークが実現して、東京の会社に勤めながら、北海道に帰ってきて、遠隔雇用、在宅勤務ができるとなるとどうでしょう?お給料は東京から、そのもらったお金を消費するのは北海道で。そして、子育てをするのも北海道。地域活動も北海道。こうなると、より多くの人たちがUターンやIターンも出来たらいいですよね。そして、若い人たち、働いている人たちが、地域に戻ってくれたら、とても大きなメリットになるのではないかと思っています」。
 
 
 
 
── 田澤さんも北見に住んでから、テレワークマネジメントを設立しています。やはり、北見に魅了されてずっと住むことになったのでしょうか?
「最初は夫の転勤で北見に来て、普通なら、2、3年で離れてしまいますが、北見は素晴らしい、ここで子育てをしたいと思ったんです。ちょうどその時、子供たちは5歳、2歳、5か月でした。どこが魅力かというと食べ物がおいしいとか、色々ありますが、一番は四季がはっきりしている点です。この四季を感じながら子供たちがのびのび育ったらいいなという想いがあって北見に住むことになりましたね」。
 
 
 
 
── おしまいにリスナーの皆さんにメッセージをお願いします。
「これから、今までと違った働き方が出来るようになります。でも、それは働く人も、会社を経営している人たちも、まずそういった働き方を知らないといけない。テレワークという働き方が、北海道や、あるいは日本全国の人にとってメリットがあると是非、知ってもらいたいです」。
 
── 田澤さん、ありがとうございました!!
 
 
 
 
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テレワークについてもっと知りたいと思った方は、テレワークマネジメントのHPをご覧ください。
テレワークマネジメントHP
 
北海道という土地はテレワークという働き方がとても適しているということを知り、北海道経済にプラスになるかもしれない、そんな希望が見えてきたような気がします。
北海道ならではの問題を解消する手段になりうるテレワーク、今後、広げていきたいですね。
 
 

次回は、「在京道産子集まれ~」!

さて、次回の放送は8月18日(月)22:15から!
首都圏在住の道産子が集うイベント「北海道DAY」をご紹介。
イベントを運営する株式会社DKdoの代表取締役 黒井理恵さんに話を伺います。
 
 
 
 
 
北海道の今を感じることができるひととき。興味のある方は、ラジオNIKKEI「北海道探究ラジオ」をお聴きください!!
 
 

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●放送日時 / 毎月第1・3月曜日 22:15~22:30
 

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