羅臼岳と国後島を眺める絶景ドライブ~知床峠にて~

 
 
知床のウトロと羅臼を結ぶ知床横断道路の中間にある知床峠。雄大な羅臼岳と国後(くなしり)島を望みます。冬は深い雪に閉ざされるため半年間だけ楽しめる絶景ドライブスポットです。
 
知床峠の標高は738メートル。数字だけ見るとそれほど高くない印象ですが、知床連山の尾根にあるうえ、周囲には高い木がないので見渡しがよい絶景の峠です。
目の前には日本百名山にも選ばれている羅臼岳がそびえます。正面に羅臼岳を見据えつつ右手に視線をずらすと、海をはさんで対岸の島影が見えます。国後島です。
 
 
 
 
国後島が見えるのは羅臼側の景色。反対のウトロ側を見てみるとこのような光景。
 
 
 
 
峠を境にウトロ側と羅臼側の天気がガラリと変わり、片方は青空なのに片方は霧で真っ白、ということもよくあるので、いつも両側の景色が見られるわけではありません。
森林限界(寒冷で森林となる樹木が生育できなくなる限界点)を超えているため高い木がなく、背丈の低いハイマツなどの木々が広がります。霧さえなければ見通しがよく、富士山や日本アルプスなどの2,000~3,000メートル級の高地で見られるような景観を、登山せずに車で眺めに行くような気分です。
 
ウトロ側に広がるハイマツ林に向かって、大砲のようなズームをつけたカメラをかまえる一団がいました。何を撮っているかと尋ねると、野鳥だそうです。
 
 
 
 
知床峠にはお土産販売などの売店や飲食店などはなく、駐車場とトイレだけあります。大自然の中にある絶好のドライブ休憩スポットです。
また、峠へと向かう道路の車窓からも雄大な光景を楽しむことができます。こちらは峠付近での走行風景です
 
 
 
 
 
 
 
道路沿いには、ウトロ側・羅臼側ともに峠道に入ると駐車場はありません。また、カーブが続くので駐車して写真撮影ということも難しいです。美しい車窓は車載カメラなどで撮るか、目に焼き付けましょう。
さらに、この一帯は野生動物が多く、特にエゾシカは頻繁に出没し、道路の真ん中にいることもあります。可愛いと思いつつ、自分の車や周囲の車が衝突したら大事故になるので要注意です。
 
 
 
 
知床峠へ通じる知床横断道路は、雪深い場所なので冬は通行止めになります。開通時期は例年4月下旬頃から11月上旬頃までの約半年間。
知床峠を目指してゆったり絶景ドライブ。知床観光の時にはぜひ、おすすめです。