シーカヤックに乗って知床の海を冒険気分で漕ぎ進む

 
 
手つかずの自然が残る知床の海でシーカヤック。断崖が続く海岸を自分の力で漕ぎ、仲間と力を合わせて進むアドベンチャー気分満点な体験、大自然の迫力を肌で感じることができます。
 
今回、知床の自然体験プログラムを提供している「知床アウトドアガイドセンター」のシーカヤックツアーにお邪魔しました。この日ツアーに参加されていた東京都からいらした渡辺さんご夫妻とともに秘境を目指しました。
 
 
 
 
シーカヤックとは小型カヌーの一種で、海で使うように設計されたもの。軽くて小回りもきくので初心者でも操作は簡単です。とはいえ、いきなり乗って海に出るわけではありません。まずは事前レクチャーで舟の乗り方と降り方、漕ぎ方などの操作方法についてひととおりレクチャーを受けます。
 
基本操作を覚えたら、いざ大海原へ!
 
 
 
 
今回のシーカヤックは2人乗り。前の人と後ろの人が息を合わせ、「イチ、ニ、イチ、ニ…」と漕いで進みます。後ろの席のみ足元左右にはペダルがあり、足で踏みこむことでラダーという舵を操ることができます。左右の舵きりを担当することになるため、基本的にはガイドさんや経験者などが後ろの席に座ります。
そこで…、ご夫妻には申し訳ないのですが、奥様とガイドの関口さん、旦那様と北海道Likers編集部nobuカワシマのペアで行くことになりました…。
 
 

 
プユニ岬という海に突き出た断崖を回り込むように過ぎると、今まで振り返って見えていた温泉ホテルなど人工的なものが一切見えなくなりました。海岸線へは陸上からもアプローチすることができないエリアで、まさに大自然が広がります。
 
 
 
 
この周囲の海岸線には平地がなく、崖が海にほぼ垂直に落ち込みます。岩の切れ間や陰に佇む海鳥が時折空高く飛び立っていきます。聞こえる音は、舟を漕ぐ音のほかは風の音と海のさざ波と海鳥の鳴き声しか聞こえません。静寂な大自然を自分たちだけで独り占めしている気分です。
 
向かい風なので止まるわけにはいかず、ひたすら漕ぎ続けること約40分。折り返し地点近くの入り江に近づきました。
 
 
 
 
この入り江は「男の涙(別名:湯の華の滝)」といわれている滝がある場所です。岩肌から地下水が染み出てきてそのまま海へ落ちていく滝。細い水流が幾筋にもなり水しぶきも舞うので、まるで霧のカーテンのようです。
 
 
 
 
しばし絶景を堪能したあとは、今たどってきた海岸線をなぞるように帰ります。
途中、行きは素通りした入り江にも入りました。「乙女の涙(別名:フレペの滝)」という地下水が流れ落ちる滝がある場所です。崖の上には木製の展望台があります。知床自然センターからこの展望台まで散策することができ、滝を上から眺めることができます。下から間近に眺められるのは、シーカヤックの特権。
 
 
 
 
ここで、今まで写真と文面だけでのご案内でしたが映像でもお伝えします。ほんの少しだけですが、帰りの様子の雰囲気をお楽しみ下さい。
 
 
 
 

今回参加したツアーは、日が長い初夏から真夏限定で開催されるサンセットツアー(ほかの時期は午前と午後の開催)。出発地へ帰る途中、夕陽にはまだ早かったのですが、だいぶ日が傾いてきました。
 
 
 
 
最初のレクチャーも含めて約2時間30分、非日常の世界を巡るショートトリップが終わりました。
自分の手と自分の力で自然に立ち向かう、自然の威力と偉大さを肌で感じる知床のシーカヤックツアー。風を受け、波を感じ、静寂な異空間を進んでみませんか?