木彫りのふくろうがお出迎え!「みよし工房 彫蕗」

北海道の木彫り作品…というと、すぐに思い浮かぶのが鮭をくわえた熊ですが、道内には熊以外にも、様々な木彫り創作活動を行っている作家さんがたくさんいます。

 

札幌中心部から国道230号線を定山渓へ向かい、豊平峡温泉入口から奥へ入って、少し行くと右側にふくろうのオブジェが見えてきます。そこが木彫り作家 三好純男さんのアトリエ、みよし工房「彫蕗」(ボレロ)です。
 
 
「最初は木彫りの熊から始まって、ふくろうを彫り始めてからはもう30年くらいになります」と話してくれたのは三好さん。
 
三好さんが使っている樹木は、十勝産の「槐」(えんじゅ)という種類で、延寿、縁授にも通じる縁起の良い樹木として好まれ、家の魔除けとして床柱などに利用されているそうです。しかし、木彫り用としては木目がつまっているため大変硬く細工がしづらいとのこと。
 
「硬くて大変ですが、ふくろうの表情に木目を活かすことができ、色合いも独特な風情があるのが魅力」とも話してくれました。
 
 
三好さんの彫るふくろうは、手のひらサイズの飾りものから、屋外のオブジェとして飾るものまで様々。全て手彫りのため、同じサイズ、同じ表情のものが一つとしてありません。「同じものがないだけに、選ぶ楽しみがあるんです」(三好さん談)。
 
 
確かに、じっくり見ると、「ビビビ」と目が合うふくろう、「ふん」と目をそらすふくろう、「連れて行って!」と訴えるふくろう等々、その豊かな表情に、ついつい見入ってしまいます。
 
みよし工房「彫蕗」の前庭は、ふくろうだけではなく、熊やリス、河童など、たくさんの木彫りが賑やかに出迎えてくれるオープンギャラリー。室内ギャラリーにも、熊やふくろうの木彫りを展示、販売しています。ドライブがてら、ちょっと立ち寄ってみてはいがですか?