広さ3,000ヘクタールの「花の湿原」霧多布湿原

 
 
北海道東部の太平洋に面した酪農と漁業のまち、浜中町。まちの中央部に広がる霧多布(きりたっぷ)湿原は、その広さ約3,000ヘクタール、東京ドーム600個分以上という広大な面積で、また、春から秋にかけて色とりどりの花が彩る「花の湿原」とも呼ばれています。
 
霧多布湿原は、北・西・南の三方を丘陵に囲まれ、東は太平洋に接した湿原です。約5,000年前までは海底で、その海水が引いて陸地になったといわれています。低層から高層まで様々なタイプの湿原が見られ、一部が大正11年に天然記念物に指定されています。また、国の特別天然記念物のタンチョウや白鳥など100種ほどの野鳥も観察でき、その自然環境の豊かさは、平成5年に一部がラムサール条約に登録されるなど学術的にも貴重な湿原です。

 
 
 
そして、霧多布湿原の魅力は「花の湿原」と親しみを込めて呼ばれるほどの植物の豊富さ。湿原では約300種もの植物を見ることができます。春~夏にかけて、エゾカンゾウ、ノハナショウブ、クロユリなど時期によって様々な花々が楽しめます。今の時期は、綿のような真っ白なワタスゲが一面に広がります。
 
 
 
 
 
 
 
 
地域では、湿原周辺の民有地を買取るトラスト活動など、湿原保全活動を積極的に展開しています。また、子どもたちへの環境教育や四季を体感できるエコツアーなど、湿原とその周辺の自然に親しんでもらう取り組みも行っています。

 
 
 
 
 
そうした活動の拠点ともなっている霧多布湿原センターは、ミュージアムショップやカフェを併設し、湿原の仕組みの解説や湿原を楽しむための情報も得ることができます。歩き疲れたら広大な湿原を一望できる展望ホールでくつろぐことも。
 
 
 
 
今年の夏は、涼しい北海道の雄大な自然の中でゆったりと過ごしてみてはいかがでしょうか。