奥尻島フットパス~芸術と温泉の癒しコースを散策

奥尻島の西部は散策するにはピッタリな地域。屋外美術館がある北追岬(きたおいみさき)と島唯一の温泉がある神威脇(かむいわき)地区、芸術と温泉の癒しコースを夕方に歩いてみました。
 
今回歩いたコースは「奥尻島フットパス」。散策路として整備された場所です。
 
ちなみに 「フットパス」とは、イギリスを発祥とする“森林や田園地帯、古い街並みなど地域に昔からあるありのままの風景を楽しみながら歩くこと【Foot】ができる小径(こみち)【Path】”のことです。(日本フットパス協会webサイトより引用)
 
 
 
 
スタート地点は、奥尻島の島を一周する道路沿いにある、北追岬駐車場の向かい。島南部の奥尻空港から車で約20~30分程度の場所です。

 

フットパス前半:彫刻が点在する屋外美術館「北追岬公園」

スタート地点から西へ向かって歩くこと4、5分。巨大な彫刻が見えてきました。
 
 
 
 
この周辺は国後(くなしり)島から引き揚げてきた人たちが開拓した地域で、彫刻「北追岬」は引揚者たちの故郷への想いを表現しています。北追岬公園にある彫刻は8点、すべて流 政之 氏の作品です。
 
高台にあるこの地からは草木の間より奥尻島の西海岸が見渡せます。
 
 
 
 
小径は時折、舗装路から自然の野山を進む路になります。島にはヒグマも毒蛇もいないので安心して歩けます。虫よけだけは必要です。
 
 
 
 
歩き進むと周囲に大きな岩が目立つようになりました。最初の彫刻から6、7分、小径は大岩の下へと続いていきます。
 
 
 
 
巨大な岩の下が空洞になっていて、この下を通って反対側へショートカットできるようになっています。空洞の高さは1.5メートル足らず。だいぶかがまないと通れません。
ずぼらな人(めんどくさがりの人)にオススメ、ということで、ずぼら洞という名がついています。
 
 
 
 
ちょっとした冒険気分を楽しんだ後、数分歩くと岬の高台で開けた場所に出ます。夏場はキャンプ場にもなる広々した開放的な場所です。
数点の彫刻が、大自然の中に点在していました。
 
 
 
 
 
 
 
 
北追岬公園の一番突端はクズレ岬という崖の上にある岬。以前は馬の放牧も行われていたということで、背の高い木がなく広々した草原が続きます。
島の西海岸なので夕暮れ時はとても綺麗な夕陽が見られそうです。でも、周囲は街灯などないのでご覧になりたい方は時間に要注意。
 
クズレ岬から引き返し、ずぼら洞と反対側に進んでいくと、残りの巨大彫刻が次々と現れます。
 
 
 
8つの彫刻を眺め終え、スタート地点に戻ります。
 
 

フットパス後半:温泉と足湯で癒される「神威脇地区」

スタート地点から車道を4、5分北へ向かって進むと、海辺へと道が続いていきます。
 
 
 
 
道路脇には、黄色い鳥居が印象的な神社があります。
 
 
 
 
神威脇地区は数軒の住宅が並ぶ小さな漁村。前浜は夏になるとウニ漁の様子も眺められるそうです。
港の脇には、島唯一の日帰り温泉入浴施設、「神威脇温泉」があります。ひなびた風情ですが、茶褐色の天然温泉がこんこんと湧き出る島の名湯です。
 
 
 
 
歩き疲れたらここで軽くお湯に浸かるのもオススメです。
実は、この日帰り入浴施設以外に温泉はもう1軒あります。神威脇温泉から来た道を戻るように坂を上がっていき10分程度歩くと、レンガ色の綺麗な建物があります。ここが、島唯一の温泉ホテル、「湯ノ浜温泉ホテル緑館」です。
 
 
 
 
手軽にお金をかけず温泉を楽しむなら足湯はいかがでしょう。温泉ホテルの前には、無料の足湯スペースがあり、誰でも利用できます。
オススメは夕暮れ時。足湯をしながら日本海に沈む夕陽を目の前で見ることができます。
 
 
 
 
歩き始めてから2時間少々。足湯はフットパスのシメにふさわしいロケーションです。
芸術と温泉の癒しコース。ゆったり目の保養をしつつ散策してみませんか?オススメは夕暮れ時。でも、真っ暗な中を歩く羽目にならないよう、くれぐれも日没時間に気を付けて歩きましょう!

 

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