漁師気分!?奥尻島で「アワビ狩り体験」

一番大きいと思うアワビを、獲ってその場で貝殻を外して、頂きまーす♪こんな贅沢な体験が奥尻(おくしり)島でできます。漁師さんの船にお邪魔して、ちょっぴり漁業体験してみませんか?
 
アワビ狩り体験ができる場所は、北海道南西部の沖合に浮かぶ奥尻島の青苗(あおなえ)地区。観光施設ではなく、漁師さんが普段漁をしている場所で体験できるので臨場感たっぷりです。しかも、体験させてくれる方もホンモノの漁師さん。
 
 
 
 
まずは救命胴衣を借りて着用し、長靴を借りて履き漁船に乗せてもらって港に浮かぶ養殖用の生簀まで行きます。
漁船に乗ってみると、海面が視界に近いので、低速でもかなり迫力ある航行に感じます。都会っ子にとってはこれだけでも新鮮な経験。
 
 
 
 
船に乗り5分程度で生簀へ到着。
 
 
 
 
「これ下げとかねーと、ゴメにみんなやられちゃうんでよ」
とお母さんが教えてくれました。
ゴメとは、奥尻島の浜言葉でカモメのこと。
つまり、養殖のアワビを海中に沈めておかないと、カモメにみんな食べられてしまうのだそうです。漁をする時だけ、このように海中から引き揚げます。
 
「でな、アワビはな、海の中の岩に隠れて暮らしとんだ。この蓋が岩のかわりだ」
 
 
 
 
半円形の筒のような蓋は、アワビにとっては岩のかわりで隠れ家。これを外すと…。
 
 
 
 
餌のコンブをよけると、ごろごろとしているアワビが数えきれないほど出てきました。
アワビの主食はコンブ。天然ものはコンブ以外にも食べますが、養殖ものはコンブしか餌として与えられていません。そのため、養殖もののアワビのほうが旨味や甘みが強いのだとか。
 
「ホレホレ、話しているうちにどんどんいなくなる。逃げ足早いんだ。生き物はホントに賢い。ホレ、早く獲らないと」
とお母さんが言います。
 
 
 
 
「これ、おっきい、よし」
とアワビを手づかみで。
手のひらにのせると、ムニュっと吸盤のように手にくっつきます。不思議な感触。
今度はひっくり返して殻を下にしてまな板の上に置くと、元に戻ろうと身体をよじり始めました。
 
 
 
 
今獲ったばかりのアワビ。必死に動いている姿を見ると残酷なのですが、このまま即、さばきます。
 
 
 
 
 
 
さっきまで海にいたアワビ。新鮮そのものです。
「味付けなんて、なーんもいらん。海の味でじゅうぶん」
その言葉どおり、手づかみで身をパクッと食べると、ほんのり潮の風味とアワビの甘みがジュワーッっと口いっぱいに広がりました。生臭さもありません。普段寿司屋などで食べるアワビはコリコリしていますが、こちらは気持ちコリッとしつつも想像以上に柔らかい食感でした。
 
 
 
 
「手汚れたろ、これ使え」
と真水が入ったバケツを出してくれました。至れり尽くせり。
 
楽しさと美味さの余韻に浸りお母さんとしばし話していると、お父さんはアワビの台座を海に戻す作業を黙々としていました。
お父さんが場所の準備をし、お母さんが体験させる、夫婦の見事な連携プレイです。
片付けが終わると港へ戻り、アワビ狩り体験が終了しました。
 
日常生活で漁業に縁のない生活をしている身としては、とても新鮮で貴重な体験。ほんのちょっとだけ漁師気分を味わえ、地元の方との触れ合いも楽しめます。新鮮で美味しいアワビを求め、島のお父さんとお母さんに会いに、奥尻島へ行ってみませんか?

 

アワビ狩り体験

●住所/奥尻町青苗
●TEL/01397-2-3456(奥尻島観光協会)
●体験内容/所要約40分、アワビ2個 / 1人
●参加料金/3,000円/1人
●参加条件/1回2名以上から
●参加方法/参加希望日の前日までに、奥尻島観光協会にて予約
(体験施設ではなく漁師さんの場のため、天候や漁の都合により希望どおり体験できない場合もあります)
※上記料金などは2014年5月現在の情報です。
 

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