三方六~新千歳空港で買える!北海道定番お土産(3)~

ちょっとおめかしの贈答品からカジュアルな手土産まで、どんなシーンもマッチするのが帯広に本店を構えるお菓子メーカー「柳月」の「三方六(さんぽうろく)」。北海道開拓時代に人々を温め癒した三方六寸の薪をモチーフにした名菓です。元祖しっとり系と呼ばれる生地や美しい柄のチョコレートコーティングの秘密に迫ります!
 
 
 
 

40年以上愛される『しっとり食感』の秘密

柳月は、昭和22年(1947年)、十勝、帯広に誕生しました。まずは、従業員3人でアイスキャンディの製造、行商からスタート。当時から帯広は60軒以上の菓子店が軒を連ねる激戦区でしたが、味と商いの姿勢が評判となり常連客からの要望で饅頭を作り始めることになりました。そこから試行錯誤を重ね、今のオリジナル和洋折衷菓子へと発展しました。
 
「三方六」が広く知れ渡ったのは、昭和43年(1968年)の全国菓子大博覧会。日本人の嗜好にぴったりの味であることはもちろん、三方、六寸の薪の形状を再現したユニークな形が北海道の歴史をも表現する菓子として高く評価されたのがきっかけです。中でも今までのバウムクーヘンの常識を覆すようなしっとりとした食感は、食べた人に驚きをもたらしました。以後、元祖しっとり系と呼ばれ、40年以上愛され続けています。
 
 
 
 
「柳月のお菓子の基本の原材料(バター、卵、砂糖など)は北海道産のもの。他の材料に関してはお菓子によって適した産地のものを厳選しています。『三方六』のプレーンは帯広のお隣の音更町産の小麦粉を使用していますよ」と教えてくれたのは、柳月企画室の野尻さん。
 
ちなみに、道内で広く販売されている「三方六」ですが、全て音更にあるスイートピア・ガーデン工場で製造されているそう!時期によって前後するものの、その数1日約1万本!人気商品を裏付ける数字ですね。
 
 
 
 
「しっとりする一番の理由はバウムクーヘンを包み込むチョコレートコーティング。これにより乾燥を防ぎ、しっとり感をキープすることができるんです。もちろん、原材料の配合にもこだわりがありますが、それは秘密です!ただ、バターをたっぷりと使用しているので、冷蔵庫から出して30分ほど室温に置いてから食べるのがツウ。より一層しっとりとして美味しいので試してみてください」。
 
 
 
 
 
そして、「三方六」と言えば、美しい白樺模様のコーティングも特徴。
 
「チョコレートをかけるタイミングを間違えると、この白樺模様は表現できません。ホワイトチョコレートを全面にまとわせ、乾かないうちにミルクチョコレートで模様を描くと2色のチョコレートが絶妙に混ざり合うんです」。
 
この白樺模様が描かれる手順や、三方六寸の薪の形に切り分ける様子はスイートピア・ガーデン工場で見学することも可能です。
 
 
 
 
音更町にあるスイートピア・ガーデンは柳月のお菓子を購入できるのはもちろん、限定メニューが味わえるカフェ、クッキーやケーキ作りの体験工房(有料)もあり、観光スポットとしても人気!GWや夏休みなどは、なんと1日5,000~6,000人が訪れるそうですよ!ちょうどガーデンの花々も咲き誇る時期なので一石二鳥ですよね。
 
 

どんどん進化する「三方六」シリーズ

 
 
40年以上愛され続ける「三方六」は、進化も忘れません。時代のニーズに合わせて、姉妹品も続々登場しています。
 
卵の優しい味わいが特徴の「三方六 プレーン」に加え、ちょっぴりビターで大人な雰囲気の「三方六 しょこら」とメープルシュガーとシロップを贅沢に練り込んだ「三方六 メープル」が定番商品に。昨年は夏限定で「三方六 抹茶」、冬限定で「三方六 珈琲」も登場しました!
 
そして、「三方六」を贈答品イメージから一気にカジュアルなお菓子に変貌させたのが、「三方六 の小割」。北海道中のファンが「待ってました!」と感激したのでは?!
 
「1本ではなかなか食べきれないので、小さいサイズのものが欲しいという声は以前からからありましたが、薪の形や白樺の模様はそのままに小さくすることが難しく、なかなか納得できるものを作れませんでした。試行錯誤を重ね完成したのが『三方六の小割』。やっと職人の想いが形になりました」。と野尻さんも感慨深く話していました。
 
食べきりサイズで小分けになっているので、皿やフォークを使わずパクッといけるのが嬉しいですよね。お土産としてはもちろん、おうちカフェのお供にしたり、ちょっとしたご挨拶やお礼の品として配るのにも便利!
 
 
 
 
可愛い薪の形の箱に入った「北の薪ものがたり」(三方六の小割5本入)もあります。
「北海道開拓時代には必要不可欠だった薪をお菓子だけでなくパッケージにも生かすことで、
より北海道らしいお土産として喜んで頂けると思います」。
 
8個並べると、大きな円形になり、それを2段、3段・・・と重ねるとまるで木のようになるんです!パーティーなどでプレゼント兼ディスプレイとして使うのも良さそうです。
 
子どもの頃、お祝い返しなどで「三方六」が届くと家族で大喜びでした。子どもから大人まで、ストライクゾーンが広いのも「三方六」の魅力ですね。
 
改まったお土産として持って行くなら「三方六」、カジュアルにみんなでワイワイ食べるならライトスイーツ「三方六の小割」。北海道らしさ満点で、どんな相手に贈っても喜ばれますよ!
 

柳月

http://www.ryugetsu.co.jp/