さっぽろチーズワイナリー~さっぽろスイーツ2014(1)生洋菓子部門グランプリ

さっぽろスイーツは、スイーツに関連する団体が設立した「スイーツ王国さっぽろ推進協議会」が中心となり、札幌を真のスイーツ王国にすることを目指して始まった取り組みです。2006年から毎年、その年の札幌を代表するにふさわしいスイーツをコンペティションで選出しています。
 
北海道Likersが紹介した「さっぽろスイーツ2013」はこちら↓
さっぽろスイーツ2013が決定!
 
そのさっぽろスイーツ2014グランプリを、生洋菓子部門と焼菓子部門の2回に分けて紹介します。
 
 

これはブドウ?イチゴ?さて、その正体は…

さっぽろスイーツ2014生洋菓子部門グランプリは、「さっぽろチーズワイナリー」。さて、パッと見た感じで、どんなスイーツを想像しますか?イチゴを積んだようにも見えるし、ブドウのふさのようにも見えます。
 
 
 
 
「さっぽろチーズワイナリー」をつくったのは、京王プラザホテル札幌のパティシエ南保圭佐さん。実は、去年もコンペティションに参加しましたが、素材をいろいろ使いすぎて、あれもこれも強調し過ぎたという反省を踏まえ、今年はシンプルに、わかりやすいものを意識したそう。
 
 
 
 
南保さんがコンセプトにしたのは、赤ワイン。「出身地の東川町で赤ワインの醸造を始めたという話題を耳にしたのがきっかけです。そして赤ワインを引き立てるならチーズだと思い、焼くよりもレアの方がストレートに味がわかるので、クリームチーズを使いました」と南保さん。そして、もう一つパンチが欲しいと思った南保さんは、中に何かを入れることを考えました。
それが、これ。なんだかわかりますか?ブルーベリーでもハスカップでもありません。北海道産の「アロニア」です。
 
 
 
 
「アロニアは酸味があって、皮に渋みがあります。これで、赤ワインに含まれるタンニンが表現できると思いました」(南保さん談)。
 
残念ながら、東川町の赤ワインはまだ本格始動していなかったため、十勝産の赤ワインを使いましたが、北海道産チーズと北海道産アロニアでつくった「さっぽろチーズワイナリー」がこうして完成しました。
 
 

社員食堂のラーメンの「なると」がヒントに!?

さて、イチゴのようにもブドウのようにも見えるこのスイーツ、どんな味か気になりますよね?ではお見せしましょう。
 
 
 
 
下は道産小麦でつくったタルトで、タルトの中には、アーモンドクリームと赤ワインのアングレーズソースを合わせたものを詰め、表面をホワイトチョコでコーティング。コーティングすることで、しんなりしないで最後までサクサクの食感が楽しめます。そこに、アロニアと赤ワインのコンポート、その上に、クリームチーズを丸い粒状に絞って、ブドウのふさのように積んでいます。
 
食べるとまず、クリームチーズのなめらかな舌触り。そこにほんのりワインの香りとアロニアの酸味が広がります。口どけがよく、くどさや、重い感じは全くありません。スイーツですが「さっぱりした味」と言ってもいいかも。そして、タルトはサックサク。コーヒーや紅茶もいいですが、私は白ワインやシャンパンが合う!と思いました。
 
 
 
 
味はもちろんですが、スイーツは見た目のデザインも大切なポイント。この形は、どこからひらめいたのか尋ねてみました。
「プリンのような形にしようかなど試行錯誤していた時、社員食堂でラーメンを食べていたら『なると』を見て、あっ!と。斜めに切った『なると』の凸凹したところが山の形に見えて、クリームを絞って積み重ねればいいんだ!とひらめきました」。
南保さんが、社食でラーメンを食べなければ、このスイーツはできていなかったのかもしれません。
 
 
 
 
スイーツは、「0」からものをつくる楽しさがあり、何よりお客さんに「おいしい!」と言ってもらえた時が一番うれしいという南保さんは、「東京などで北海道物産展が人気ですが、できることなら物産展ではなく、北海道に来て、ここでいろいろなおいしいものを食べてもらいたい。鮮度が全く違いますから。スイーツも同様です。札幌に来て、ぜひフレッシュなさっぽろスイーツを味わってみてください」と話してくれました。
 
 
 
 
「さっぽろチーズワイナリー」は、京王プラザホテル札幌1階ペストリーブティック「ポピンズ」、さっぽろ地下街オーロラタウン「さっぽろスイーツカフェ」で購入できます。通販などはやっていないので、来札したらお見逃しなく!札幌でしか食べられませんよ。
 
 

スイーツ王国さっぽろ

http://sweets-sapporo.com/