滝上町「芝ざくらまつり」の穴場ビュー。静寂の滝上神社へ

オホーツク海の山あい、滝上町春の代名詞が「芝ざくらまつり」です。芝ざくら滝上公園は5月、花の絨毯を眺める人で賑わいます。斜面を染める芝ざくらの眺めが静かに眺められる穴場のビュースポット、滝上神社を訪ねました。
 
 
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丘一面ピンク!芝ざくらの花畑を見に行こう
 
函館に裏夜景があるように、人口2,900弱の滝上にも知る人ぞ知る、花の鑑賞スポットがあります。芝ざくら滝上公園の山向かい、渚滑川(しょこつがわ)を挟んで公園全体を俯瞰できるのが、滝上の中心街にほど近い滝上神社です。
 
 
 
 
滝上神社宮司の黒田和俊さんが出迎えてくださいました。
 
 
 
 
昭和50年代の後半、滝上神社は一部の写真好きの仲間内で、ビューポイントとして知られていました。「芝ざくらが咲くつづら折りの遊歩道を花見客が登るという絵が構図的に面白かったようです。写真雑誌に投稿しようと、多くの写真愛好家が三脚と望遠カメラを手にやってきました」と黒田宮司。ややレトロな写真ですが、当時の風景を見てみましょう。
 
 
 
 
「当時はおおらかな時代で、神社でジンギスカン鍋をしながら花見をする人もいました」と穏やかに話す黒田宮司。愛好家による芝ざくらの撮影熱もそのうち下火になり、滝上神社はいま、本来の静寂に包まれています。つまり、芝ざくらまつりの期間中ごったがえす観光バスや車、人の混雑をらくらく回避して、開花時期にもよりますが、桜の花と芝ざくら、ダブルでお花見できるのが、ここ滝上神社なのです! 
 
 
 
 
芝ざくらが一面に広がる公園の眺望も希少価値ありですが、2014(平成26)年6月に創祀100年を迎える滝上神社、じつは縁結びの御利益を期待できるスポットとしても外せません!その霊験を示すように、参道に高く繁るのは「神杉」と呼ばれる縁結びの大木。
 
 
 
 
さらに伊勢神宮内宮の屋根にあった「鰹木(かつおぎ)」という部材が、式年遷宮により滝上神社に下賜され、本殿に納められています。長さ約3m、重さ400kgの堂々たる鰹木。
これは滝上神社において大変ありがたい思し召しで、“至宝”を賜ったと同様の意味をもつようです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
歴代の神主によって、参拝者を包むように植えられた桜が生長し、今年も滝上に春を告げます。桜の花と芝ざくら。滝上の顔であるふたつの「さくら」を、静かな場所で眺めることができる滝上神社に、今年は出かけてみませんか。
最後に、滝上町観光協会の畠山尊行さんから開催情報を。「今年の『2014童話村たきのうえ芝ざくらまつり』は、2014年5月10日(土)から6月8日(日)まで行われます。期間中は無休で、花の最盛期となる週末を中心に、遊覧ヘリの運航やご当地ゆるキャラ大集合など、ステージイベントが予定されています。ぜひ芝ざくら滝上公園へお越しください!」