競走馬のふるさと日高へ!:ラジオNIKKEI「北海道探究ラジオ」連動企画(6)

番組コンセプトは「北海道通になろう!」。ラジオNIKKEI第1で全国放送している番組「北海道探究ラジオ」連動企画の第6回は、世界でも有数の馬産地、競走馬のふるさと日高から、エリアの紹介と観光情報をお伝えします。
 
話を伺うのは、馬産地として、さらに力を入れるため「北海道 日高振興局」に4年前に出来た「馬産地対策室」 主査の豊口享志さんです。電話がつながっています!豊口さん、こんばんは~!
 
 
 
 
- まず、日高エリアについて教えてください。
 
「日高管内は、北海道の南部にあり、東は北海道の中央を走る日高山脈、西は太平洋に挟まれた長方形型のエリアです。総面積は、4,812k㎡と、和歌山県や福岡県にほぼ匹敵する広さなのですが、山林が約8割あって、平地は海岸沿いとそれに注ぐ河川沿いにしかなく、髪の毛の櫛に似た形で広がっているのが特徴的です。日高の海岸沿いは北海道の中でも特に涼しく、8月の平均気温は約20℃となっています。その一方で冬はマイナス10℃以下になることがほとんどなく、かつ、雪が少なくて過ごしやすいと言われています」。

- 馬にとっても、過ごしやすい土地なんですね。
 
 


                                       
- 日高管内にはどんな町がありますか?
 
「日高管内は7つの町で構成されています。まず、トマトの生産で有名な平取町、門別競馬場のある日高町、元祖アイドルホースであるハイセイコーのふるさと新冠町、旧静内町と旧三石町が合併してできた、桜の名所『二十間道路桜並木』がある新ひだか町、5冠馬シンザンのふるさと浦河町、アポイ岳ジオパークのある様似町、えりも岬で有名なえりも町となっています」。
 
 
 
 
「これらの町のいたるところに、馬の銅像、馬の絵が書いてある街路灯やマンホール、『馬横断注意』の看板などがあり、『馬の町日高』を感じることができます」。
 
 
 
 
- 日高管内は、世界有数の馬産地として有名ですが、現在、どのくらいの生産量なんでしょう?
 
「全国の仔馬(軽種馬)の生産頭数は平成25年で6,800頭となっていますが、そのうち日高の生産頭数は5,400頭と約8割を占めています。また、日高管内に2,000戸程度の農家がいるのですが、その4割の800戸の農家が馬を生産しており、『日高の農家といえば馬農家』という状況となっています」。
 
- 生産量はもちろん、それほど需要があることも驚きです!
 
「そうなんですよね。競馬は勝負の世界ですので、勝てない馬は生き残れずに淘汰されていきます。そして約一年で次の世代と入れ替わるという厳しい世界であったりもします」。
 
 
 
 
- 生産から競馬場で走るまでのプロセスを教えてください。
 
「仔馬は春の期間、例年2月から5月頃に産まれます。ちょうど今頃の時期にかわいい仔馬が放牧地を駆け回っているのですが、その様子は、ここ日高でしか見られない貴重なものとなっています。生まれて半年後の秋頃には親離れをし、その後、人と接するためのしつけや基礎体力づくりを行います。1歳の夏頃、競走馬のセリにかけられ、馬主さんに売られていきます。その後1年間、競走馬としての本格的なトレーニングを経て、2歳の夏以降に競馬場でデビューすることとなります」。
 
 
 
 
- 日高で生まれ育った有名な馬といえば?
 
「昔でいえば『皇帝』と呼ばれたシンボリルドルフや競馬ブームを巻き起こしたオグリキャップ、最近ではG1レースを4勝しているゴールドシップや昨年のダービー馬キズナが日高で産まれた馬です」。
 
- 馬産地ならではの観光名所がたくさんありますよね?
 
「日高には馬にちなんだ多くの施設があります。代表的なものは、門別競馬場、JRA日高育成牧場です。日高町にある門別競馬場では、4月から11月末までの火・水・木曜日に『ホッカイドウ競馬グランシャリオナイター』を開催しています。例年2歳馬が一番早くデビューする競馬場として注目を集めており、馬券はインターネットにて購入することができるので、全国の競馬ファンに楽しんでいただいています。ちなみに競馬場には北海道名物ジンギスカンを家族みんなで食べられるコーナーもあったりします」。
 
 
 
 
「そして、浦河町にあるJRA日高育成牧場では、夏季の間無料で、馬の生産・育成研究施設の見学ができます。また、昔、競馬場で活躍し、今は日高の牧場に戻ってきている馬に会ってみたいという方は、『競走馬のふるさと案内所』の紹介を通じ、牧場見学が可能な場合もあります」。
 
- かつての競走馬を見たい方、たくさんいると思いますが、見学マナーを守るため、必ず、「競走馬のふるさと案内所」に問い合わせることが大事ですね。
 
「そうですね。馬はもともと繊細な動物であることから、農家は馬を大切に育てています。見学者と生産者がお互いトラブルにならないよう、マナーを守って見学することが重要です」。
 
 
 
 
- 他に、乗馬施設も、充実しているんですよね?
 
「日高管内では10件程の乗馬施設があり、初めて馬に乗ってみたい、本格的なトレッキングを楽しみたい、乗馬の技術を磨きたい、昔、競走馬として活躍していた馬に乗ってみたいなど、さまざまなニーズに対応した馬産地ならではの施設が充実しています」。
 
- 昔、競走馬として活躍していた馬に乗れるかもしれないなんて、気分が上がりますね!
 
「そうですね、そのような声はとても多いです。いずれにしても、特に日高管内の乗馬施設は、札幌や道外よりも手ごろな値段で乗馬が楽しめると評判です」。
 
 
 
 
- 一度、引き馬で乗馬したことがあるのですが、見る景色が違ったり、馬のご機嫌を伺ったり、楽しいですよね!
 
「そうですね!私も一昨年、町民を対象にした乗馬教室に参加したのですが、馬に乗ってみた時の目線の高さや馬の背中の乗り心地を実際に肌で感じることができて、とても面白かったです」。
 
- 日高で行われる馬関連のイベントを教えてください。
 
「例年、お正月の1月2日には、馬に乗って神社に初詣を行う『騎馬参拝』が浦河町で行われています。今年は午年ですから、注目され、とても賑わいました。また、7月、8月、10月に開催される『競走馬のセリ市』については、多くの馬関係者が管内に集まり、ホテルが満室になるなど、お祭りのような盛り上がりを見せます」。
 
 
 
 
- 最後にリスナーの皆さんにメッセージをお願いします!
 
「馬産地日高は、北海道の中でもここでしか見られないのどかな牧場風景が一番の魅力です。また、おいしい和牛や海産物など、隠れたグルメも満載です。新千歳空港から日高の玄関口まで1時間ちょっとで来ることができますので、ぜひ一度、競走馬のふるさと日高へ足を運んでください。お待ちしています」。
 
- 豊口さん、ありがとうございました!
 
 
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公式HPでは「乗馬マップ」のダウンロードができます。「日高振興局 馬産地対策室」と検索してご覧くださいね。
 
 

次回は北海道が誇る4人組ロックバンド「TRIPLANE」出演!!

さて、次回の放送は5月5日(月)22:15から!
 
札幌出身のロックバンド「TRIPLANE」の(Vo.&G.)江畑兵衛さんと(Dr.)広田周さんにインタビューしちゃいます!ふるさと北海道に対する想いや楽曲・ライブについても伺います。
 
 
 
 
北海道の今を感じることができるひととき。興味のある方は、ラジオNIKKEI「北海道探究ラジオ」をお聴きください!!

■radiko.jp
http://radiko.jp/
radikoでのラジオNIKKEI第1チャンネル / http://radiko.jp/#RN1
 
■「北海道探究ラジオ」番組webサイト
http://www.radionikkei.jp/hokkaido/
●放送日時 / 毎月第1・3月曜日 22:15~22:30
 
 

関連リンク

競走馬のふるさと案内所 牧場見学ガイド
北海道 日高振興局 馬産地対策室
 

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