香る味わい!美唄市のソウルフード「とりめし」を食べよう

札幌から車で1時間。「美唄」と書いて「びばい」と読む内陸の町のソウルフードは、「とりめし」と「美唄焼き鳥」です。一体どんな食べ物なのでしょう? まずは「とりめし」を紹介します。
 
 
 
 
「美唄では家庭料理として食べられているとりめしですが、正確な歴史は美唄市の100年史にも載っておらず、どうやら農家発祥の料理のようです」。
 
そう教えてくれたのは、美唄市経済部商工観光課の佐藤政直さん。
 
「ルーツとして考えられているのは、ふたつ。ひとつは、北海道開墾に入植した農家が生計の足しに鶏を飼い、その貴重な鶏をおもてなし料理に使い始めた。もうひとつは、冬になると豪雪のせいで陸の孤島になるため、その鶏をさばいて食べていた。この両方がありえると思いますね」
 
 
 
 
現在、美唄市内では、ドライブインや食事処など数店舗でとりめしが食べられますが、鶏肉やモツと米を一緒に炊く、という大まかな作り方は同じでも、味付けや詳細なレシピは違っています。
 
 
 
 
例えば、1970年創業の「和風ドライブイン しらかば茶屋」のとりめしは、誰でも食べやすいようにとモツを入れていません。
 
丸鶏とタマネギのスープ(写真上)を前日に取っておき、翌朝、別の丸鶏をさばいてスープに軽く煮立てて下味を付け、刻んだタマネギ、ご飯と一緒に炊くといいます。味付けには醤油や砂糖を使用。肉は固くなるのを防ぐため、一旦すくいあげ、炊きあがる20分前に入れ直すそうです。
 
 
 
 
薄味ですが香りが良く、タマネギや鶏肉の甘みがほのかに残ります。なんとも味わい深く、鶏の脂のおかげで適度なこってり感もあり、すいすいと箸が進むんですよ。
 
 
 
 
そろそろ、ゴールデンウィークの計画を立てる時期です。 美唄にとりめしを食べにいきませんか?
 
 
 
 
 
取材協力/和風ドライブイン しらかば茶屋