時代が変わっても永く使えるものを。鞄工房「日下公司」

札幌都心の老舗商店街の外れで、真摯にコツコツと、丁寧に、永く使える革製品をつくっている工房をご紹介します。
 
札幌の中心部、狸小路のはずれの古い家屋を改造した1階に、鞄工房「日下公司」(くさかこうし)はあります。店内は年代物の鞄などがディスプレイされており、カウンターを挟んで作業テーブルが広がる様子は、まるでヨーロッパの古い街角の工房のよう。
 
 

 
「日下公司」と漢字だけを見ると、なんだか中国の輸入会社のようですが、代表の日下功二さんの名前との語呂合わせが所以だそうです。
 
日下公司は、革鞄や革小物を制作しています。「ミュージックケース」や「フィッシングバッグ」などの定番シリーズものがありますが、いずれも1人の職人が手づくりで製作するので、これはもう一点ものと言っても過言ではないでしょう。

 

 
独学で革鞄製作を始めたという代表の日下さん。「基本は、時代が変わっても永く使えるものという考え方で製作しています。定番のシリーズものも、時代や自分の考え方やつくり方に応じて、少しずつマイナーチェンジを加えています。実際に自分で使いながら、改良点はないか、不具合はないかなど確かめています。自分が一番のヘビーユーザーですね」と話してくれました。
 
 

 
札幌市内や道内だけではなく、3~4割は道外のお客様だという日下公司。狸小路エリアまで来たなら、ぜひ一度足を運んでみてください。大量生産では決して味わえない、「自分だけ」の一品がきっと見つかるはずです。
 
 

 
取材におじゃました頃に発表された「アメちゃん入れ」。数に限りはありますが、鞄だけではなく、時にはこんなキュートなアイテムも並びます。